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今日は中村哲医師の一周忌です

 昨年12月にアフガニスタンで凶弾に倒れた故中村哲医師の長女秋子さんが、父の意志を継いで同国の復興支援に携わり始めた。

幼い頃から間近で見聞きし、関心を抱いてきた父の事業。

訃報の後に触れた現地や支援者の悲しみの大きさから改めて意義を知り「父の邪魔にならないように」と抑えてきた思いが湧き上がってきた。

「今後は事業に重きを置いて生きていきたい」

亡父の面影が残るまなざしで、静かに語った。

 異国での人道支援に半生をささげた父の姿を間近に見てきた。

歳の時から7年ほど一緒に暮らしたパキスタン・ペシャワル。

家では朗らかな父が、病院では真剣な表情で患者と向き合う姿を見て「すごいことをしているんだ」と感じたことを覚えている。

 井戸掘り、用水路建設と事業は大きく展開する。

「お父さんらしいけれど、できるのかな」と首をひねっていた計画が実現し、舌を巻いた。

「恥ずかしいから来んで」と冗談交じりに言われていた各地の講演会に、何度もこっそりと足を運んだ。

 「危ないから行かないで」と言ったことはない。

それを知った上で現地に赴く父を困らせたくなかった。

 「だから、覚悟がなかったわけではありませんでした」

昨年12月4日の訃報をそう思い起こす。

 帰国後、悲しみの日々で脳裏に浮かんだのは、現地の人たちの姿と、父の口癖だった。

「自分にできることをする。やれんことはやれんたい」

会の事務所に足を運ぶようになった。

 小柄で落ち着いた雰囲気、印象的なまなざしは「先生にそっくり」と会員たちは口をそろえる。

「そんなに似てますか」とはにかむが、最近、哲さんが特に好きだったバラを自宅で育て始めたという。

 

 この記事を見て、ちょうど1年前を思い出しました。

中村哲さんとそのご家族の言葉を聞いて心を強く揺さぶられたのです。

中村さんは、言葉ではなく、とにかく行動で表すタイプの人だと直感しました!

理屈ばかり言ってないで、ササッと体が動く人。

自分はこういう人が大好きです!

でも、あえてここで言いたいことがあるんです。

こういう方たちは自分をどんどん消耗するように頑張ってしまうんです。

「周りからの期待を極限まで背負わないで!」

「自分自身も大事にすることを忘れないで!」

「健康を害して命まで失くしてしまうことなんて絶対にないように!」

いつまでも元気でいて欲しいんです。