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リーダーの“英断”がいま求められている(岡田晴恵)
3/14配信

 

<いま日本は、重大な岐路に立っています>

この数週間、場合によっては、この1~2週間で(本稿執筆時点=2月28日から見て)、対応を誤れば、新型コロナウイルスがあっという間に各地で大流行し、高齢者を中心に多くの犠牲者が出て、経済的にも大きな損失が生じる可能性があります。

なかでも医療現場が混乱し、流行や院内感染の拠点となり、医療のキャパシティーを超えるほど重症患者が発生し、他疾病患者の診療や治療も麻痺するといった“医療崩壊”すら生じる可能性があります。

大流行を避けるために残された時間はわずかです。

ここでは、過去の政府や行政の失策を云々するよりも、「眼前に迫っている危機に備えて、今からでもできること」に絞ってお話ししたいと思います。

 

「COVID-19」は、「新型=未知のウイルス」です。

“未知”である以上、今後を完璧に予測することは不可能です。

しかし、「ウイルスのメカニズム」や「類似した感染症の過去の事例」を踏まえれば、「今後起こりうる事態」「被害を最小限にするための対策」が見えてきます。

 

とはいえ、連日の報道に、「騒ぎすぎではないか?」と感じておられる方も多いのではないでしょうか。

春先は、卒業式、入学式、入社式など行事の多い季節で、スポーツの開幕時期でもあります。

そうしたイベント中止や観戦の制限が続くことに、「そこまでする必要があるのか?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

「一部に重症化する人がいるにしても、大部分の人は感染しても、無症状か、通常のインフルエンザ程度の軽症で済むというのに」と。

しかし、「若い人を中心に無症状か軽症で済む」と同時に「強い感染力を持つ」という特徴こそ、今回の新型ウイルスの一番怖ろしい点なのです。

「自分は若いから」「持病はないから」と感じている人が多いでしょうが、個人単位だけで見ても、このウイルスの本質は見えてきません。

一見“軽い病気”なのに、同時に大勢の人数が感染することで、社会の大混乱、とくに“医療崩壊”をもたらすかもしれない点にこそ、このウイルスの怖ろしさがあるからです。

 

(2)に続く