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「生き埋め」通報多数 被害全容は不明 能登半島地震

 1日午後4時10分、石川県能登地方を震源とする地震について、

気象庁によると、地震の規模を示すマグニチュードは7.6と推定され、震源の深さは16km。

午後4時21分には輪島市に大きな津波が到達した。

今後1週間程度は最大震度7程度の地震に注意するよう呼びかけている。

 石川県などによると、輪島市や珠洲市などで多数の建物が倒壊し、生き埋めになった人がいるとの通報が172件寄せられている。

輪島市中心部では大規模な火災が発生、約200棟が焼失した。

珠洲市や能登町では津波で多数の家屋が流失した。

安否不明の人が多く、被害の全容は分かっていない。

 珠洲市の泉谷満寿裕市長は2日夕、県の災害対策本部会議にオンラインで出席し、

「市内の6000世帯のうち、9割が全壊またはほぼ全壊だ」と語った。

 

 輪島市中心部では7階建てのビルが倒壊し、隣接する建物が押しつぶされた。

津波が押し寄せた能登町の住民によると、高さ1メートルを超える床上浸水があったという。

北陸電力によると、2日午後7時現在、石川県の約32500戸で停電が続いている。

また、県によると、県内15市町で断水している。

 石川県内外でもけが人が相次いでいる。

また、多くの人が避難生活を余儀なくされ、石川県を中心に約32000人が避難している。