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土壁の補修をしたい(4)

 土壁に漆喰を塗ると書いてきましたが、土壁の表面の仕上げ材は砂壁用の材質になっていて、この砂壁の面に漆喰を塗ったことになります。

さて、漆喰を塗って時間をおいた後の表面の仕上がり状況を良く観察してみたんですが、問題が見つかりました。

塗った面の下部が茶色っぽくなっています。

 

この面は、良く見ると壁のヒビをセッコウで補修した跡が分かります。

本来、漆喰を塗る前に下地処理をするのが正式な施工法なんですね。

漆喰の表面に色が付いてしまったのは、砂壁の色素が浮き上がってきたのが原因です。

今回の状況なら下地処理は省略出来るんじゃないかと自分は思っていたんですが、甘かったようです。

特に、この薄く茶色がかった面は目立たなくなるようにしたいですね。

下地処理剤を塗ってから再度漆喰を塗るか、 または、このまま漆喰を重ね塗りするか、今調べているところです。