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プーチン大統領がウクライナ東部への軍事作戦実施を表明

 ロシアのインターファクス通信によりますと、

ロシアのプーチン大統領は、

「ウクライナ東部の親ロシア派勢力支配地域を含むドンバス地方に軍の部隊を進駐させ、軍事作戦を実施する」と表明した

と伝えました。

その上で、プーチン大統領は

「あらゆる外部の脅威に即座に対応する」と述べたということです。

 

 

 ロシアのプーチン大統領は、2月21日に

親ロシア派勢力が実効支配するウクライナ東部のドネツク・ルガンスク両地域の独立を承認し、「平和維持活動」を名目にロシア軍を派遣することを指示していました。

ロシア軍はこれまでウクライナとの国境近くに最大19万人と見られる部隊を集め、

軍事演習などを行ってウクライナへの圧力を強めてきました。

アメリカやフランスが中心となって首脳レベルでも会談を重ね、外交での解決を求めて来ましたが、

プーチン大統領は、

欧米側がロシアの根本的な要求に答えなければ、軍事技術的な措置で対抗する、

と警告していました。

 

 ウクライナをめぐる危機はロシアが侵攻に踏み切ったことで新たな局面に入りました。

アメリカや欧州諸国はすでに制裁措置を発表していますが、

実際に侵攻したことを受けてどのような対応を取るのか、

また、ロシアがウクライナの他の地域にも侵攻する恐れがあるのかが次の焦点となります。