解放されきった場所でテント泊したい・・・
昔は、山中で自由にテント泊したいと良く思っていました。
今でも、例えば開けた山頂に着くと、
「あー、ここでテント泊したいなぁ。
青空、緑、近くの山並み、はるかかなたの山並みを眺めながらゆったりと時間を過ごす。
夜は星を眺めて、テント内で温かいご飯作って、寝袋に包まってぐっすり寝よう。
朝は日の出をじっくり眺めて、野鳥のさえずりを聴きながらまた温かいご飯作る。
テントの外でゆっくりと揺らぐ風も味わいたいなぁ。
時間があればボーッとしてもう1泊しようかな・・・」
なんて、しょっちゅう妄想しちゃってるんですね。
でも、今は幕営指定地以外にテントを張るのは厳しく制限されています。
監視員だって巡回しているところがありますし、今はこの点に関しては規則はしっかり守られているように感じます。
「分かってるけど、まあちょっとくらいはいいんじゃない?」と考えちゃう人もいなくなったんじゃないでしょうか?
地球が色んなところで痛んできていることを山に登る人たちは肌で感じているからだと思うんです。
そして、最近は野生動物の出没がかなり増えていることも心配のタネになっています。
特に恐ろしいのはクマですね!
自分は結構向こう見ずな方だったんですが、最近の気候変動による災害や野生動物や虫からの害については怖さをハッキリと感じています。
雷や突風、竜巻なんかには立ち向かえません!
なので、幕営指定地であっても油断は出来ないような気がしています。
さて、自分が幕営地で凄く気に入っていた場所がありました。
雲取山頂近くの奥多摩小屋に併設されていた幕営地です。
ここは五十人平と呼ばれる開けた平地でヘリポートもあるくらいなんです。
ところが、この奥多摩小屋は閉鎖されてしまい、幕営地も使えなくなってしまいました・・・
このニュースは本当にショックでした!!
管理者がいなくなれば、水場やトイレも含めた幕営地の日常的な整備が出来なくなるからです。
ところが、こんなニュースを発見!!
<奥多摩小屋のテント利用 再開に向けて協議を始める>
2020年2月2日 都岳連自然保護委員会
令和2年度より五十人平のテント利用の再開に向けて環境省、東京都、奥多摩町で協議を始めるそうです。
その前提として、自然公園法上の公園管理計画では、奥多摩小屋の場所は現在「宿泊施設」としてのみ許可されているので、これを「野営場」に変更しなければなりません。
その変更について、土地所有者の東京都水道局も、許可を出す環境省も了解しているとのことで、テント場再開に向けてかなりの進捗といえます。
この情報は2020年1月に田村利光 東京都議会議員より電話で頂きました。
東京都環境局自然環境部緑環境課からの連絡があったとのことです。
小屋の解体時期についての言及はなかったようですが、ここにきて漸く良い方向に動き出したようです!
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