日ごろのこと、何でも!

赤木俊夫さんの妻雅子さんが開示求めた裁判 赤木さんの勝訴

 「森友学園」の公文書の改ざんを強いられ自殺した近畿財務局の赤木俊夫さんの妻雅子さんは、

財務省が検察に提出した文書の開示を求めましたが、

国側はあるかどうかも明かさず、「不開示」を決定したため、

国を相手に裁判を起こしていました。

 

1審の大阪地裁は、「捜査に支障がある」として国側の主張を認め、

雅子さんの訴えを退けました。

 

しかし、大阪高裁は先月の判決で、

「法律では、文書の存在を明らかにした上で、開示か不開示を決めることが原則」と指摘。

「事件は不起訴処分がなされ捜査は終結しているため、支障を及ぼす恐れがあるとはいえない」

として不開示決定を違法とし、国に取り消しを命じました。


国は今月6日に上告を断念する方針を示したほか、明らかにしてこなかった文書の存在も認めていました。

そして、14日付けで大阪高裁の判決が確定しました。

 

赤木さんの妻雅子さんは、

「安心しました。

これからだと思うけれど、着実に前に進んでいます。

あとは黒塗りではない文書を出して欲しい。

今、財務局で働いておられる方たちにもよい知らせだと思います。

自分たちが間違いのない仕事をしていたと証明できますから」