美味しい魚のはなし

アラの塩焼き

 超高級魚と言われているアラの登場です!
小さいヤツじゃないと、とても手が出る値段ではありません。
小アラと呼ばれている20センチくらいのものを買ってきました。


こんな魚、知らなかったでしょう?
もちろん、自分も、角上魚類で目にするまで知りませんでした。
見かけたあとに、webで調べたんです。

アラは、魚偏に荒という字で、スズキ目ハタ科の魚です。
ハタ科には同じく美味な高級魚とされる「クエ」がいて、
この「クエ」の九州地方での地方名が「アラ」だそうです。
「アラ」と「クエ」は、姿も似ているため混同されやすいが、別の魚とのこと。
クエの方が良く耳にしますが、アラもクエも超高級魚なんですね!

ちなみに、スーパーで良く見かける粗(アラ)ですが、
魚の下ろし身を取ったあとに残る頭部、骨、エラ、ヒレやそれらに付着した身のことで、
これらを通称「魚のアラ」と呼んでいるんです。

さて、週末はカミさんの実家で魚料理なんですが、先々週の話です。
角上魚類で見つけた小アラを塩焼きにして、食卓に出しました。
実は、この日は何と庶民の魚マイワシの塩焼きが主役だったんです!
いや~、脂乗りバッチリの入梅イワシですから、役に不足はないんですが。
アラはさすがにごく小さいヤツだったので、そんなに期待していませんでした。
さばいても脂は無かったです。

ところが ・・・
焼き上がりを食べてみると ・・・
すごく味がいいんです! 脂が無いのは気になりませんでした。
身質も締まっていますが、硬すぎないんです。
これでサイズがいい旬のものだったら、ものすごく美味しいんじゃないかと思います!

また、アラに出合えますように・・・
(今まで、所沢の角上魚類以外では見かけていません)