美味しい魚のはなし

久々の煮つけ メバル(春告魚)

 この時期のメバルは脂が乗ってきて美味しいと思います!

昨日見つけたこのメバルは

「この時期にしては安い?」

鮮度、体の張り、悪くないのになぜ安い?

 

 

たくさん獲れたんじゃないかなぁ?

安い時は何か訳があるはずで、鮮度が落ちてるとか、旬ではないとか、良くあるんです。

調理法でカバー出来ることもありますが、やはり、鮮度、旬、体格といった要素は重要ポイントですね!

 

よし!

これなら煮つけにしよう!

今日の夕食ね。

こう宣言しておけば、帰宅後すぐに調理開始しなくちゃいけなくなりますよね!(笑)

先延ばしにすると、どんどん魚が傷んでいっちゃいますから。

ヒレを切り落として、ウロコを取って、お腹を開くと、お腹の中の脂がすごい!

身もいい状態です!

身全体をとにかく良く洗います。

特にお腹の中の血のかたまりが残らないように!

背骨周りは歯ブラシを使ってキレイにすることもあります。

 

 

内臓ですが、この状態で焼くとほぼ融けてしまうので、今回は煮つけにしました。(身とは別に)

身と一緒に煮ると、臭みが気になっちゃうことが多いんです。

あ、胃の内容物が多い時は、胃を開いて中を洗い流すか、胃を取り除いちゃうかしておきます。

それと苦玉(胆のう)は潰さないように注意してキレイに取り除いておきます。

苦玉は緑っぽい色をしてるのですぐに分かります。

 

 

自分は、煮汁はシンプルな方が好きなので、薄口しょうゆだけにすることが多いです。

薄口しょうゆは色が薄いだけで塩辛いので、入れ過ぎると仕上がりが台無しになってしまいます!

自分は、水で8倍くらいに薄めて煮汁にしています。

 

 

 

酒が良く使われますが、やっぱり別の味が付いちゃうんですよね。

今回ショウガを入れましたが、魚の状態が良ければ何も入れなくてもいいと思います。

魚を切らずに煮るので、フライパンを使っていますが、使う前にしつこく洗っています!

そのうち、煮つけ専用の鍋を用意しておこうと思っています。

さて、薄めた煮汁は200mLくらいなので、身全体は浸りません。

そこで、煮込みの最初の数分は、スプーンで煮汁を上面にかけ回すようにしています。

その後、アルミホイルで身全体を覆います。

落とし蓋ですね。

これ、重要です!

沸騰して泡立った煮汁が魚の上面の方まで覆ってくれるんです。

 

 

煮込みは弱火で10分くらいです。

 

 

 

 

さて、今回の出来ですが、臭みに関してはほぼ合格点!

味はちょっと塩辛さが勝ってしまったようです。

ちょっと醤油を足しちゃったのが失敗でした。

また、魚自体は時期的にもうちょっとあと、また大型のヤツだと、この調理法でほぼ行けると思います!