この夏、ようやくDebian9(php7.0)の新環境にすることが出来ました。
Netcommons2がphp7 では動かないので、(今後もphp7には対応させる予定はないとのこと)Debian8のままでしたが、この夏に、何とかnc2サイトをすべてnc3サイトに移行出来たので、ハードウェアも新調してOSも最新版にすることにしました。
アスロックPentium J5005マザー、メモリー4GB×2、HDDはWDRed2TB×2でRaid1構成とし、OSはDebian9を使うことにしました。
いつものようにUSBメモリでインストールを始めました。
UEFI install の表示が出て、おや? と思ったのですが、そのまま続行。
パーテイション作成では、swap 領域は各 HDD ごとに設け、あとはすべて Raid1領域としました。
インストールが進んでいく途中で、動きが重くなっているような気が。
HDDアクセスledが点滅ではなく、点きっぱなし、HDD のアクセス音も途絶えずに鳴りっぱなしです。
こんなことは初めてで、さらにインストール終了まぎわの grub インストールでつまづきました!
grubがインストールできません!!
調べてみると、UEFI インストールの時、ブートローダーが必要とするディスク容量は、BIOSインストールの時よりかなり大きくなる、つまり今までの「予約容量」では小さすぎる、ということのようです。
Raidを構築する前に、EFI system partition 分をディスクに用意しておく必要があるようです。
ということで、パーテイション作成からやり直しです。
ESP(UEFI ブートローダー用パーテイション?)を、各 HDD に約500MBずつ、
また、swap 領域は各 HDD 8GBずつ、さらに各 HDD に約250MBずつの /boot、/boot2 用パーテイション、を割り当てました。
そして、残りをすべて RAID1 パーテイションとして、再度 OS インストール開始。
やはり、インストールが進んでいくと、はっきりと動きが重くなっています。HDDled も赤く点きっぱなしです。
しかし、今度はインストールは最後まで進みました。
再起動すると、やはり HDD はアクセス動作しっ放しの状況です。
HDD がおかしいのか? もしかして Raid 関係の不具合?
Windows 機で検索してから、proc / mdstat コマンドを打ち込むと、「resync」と「残り時間」の表示が出てきました。
Raid の再同期? Raid 作成後に最初に resync が走るような設定になったんだろう、ということで、
不具合ではないと思ったので、初期設定から少しずつ済ませておくことにしました。
今回は firewall の設定を最初に済ませました。
そして、OSupdate → OSupgrade → SSH設定(sshd_cofig 編集も)→ NTP設定 、と進んで行きました。
ここまでで、Raid resync を終わらせるために、サーバーを動かしたまま寝ることに。
次の日、Raid の resync は終了していて、HDD のアクセス led も通常通りになっていました。ホッと一息。
そう言えば、以前ubuntu16サーバーをインストールしてみた時、動きが重いと感じたのは、この Raid resync が走っていたからかもしれません。
さて、php5.6のセキュリティサポートは、今年いっぱいまでだそうです!
セキュリティ面からも、phpのバージョンアップには付いていかないとダメらしいんです。
ところが!! 何と、php7.0のセキュリティサポートは、今年12/3までなんだって。 えぇ?
php5.6のセキュリティサポート期限の方が、ずるずると伸びていったらしいんですね。
でも、php7.0までにしておけば、OSアップデートでphpのバージョンも上がっていくでしょう。
ちなみにphp7.2は、2020年11/30までのサポートです。
という訳で、今回のサーバー機新調作業となりました。