本日は代休ということもあり、昨日の作業の続きに没頭しました。
Debian11のSambaサーバー(NASとして仕上げる)ですが、クライアントマシンからリモートで電源onに出来ないと不便です。
ということで、Wake on Lan の設定作業です。
今までの認識では、起動させようとするマシンは眠っている訳ですから、BIOSの設定だけでOSの設定は関係ないと思っていました。
今回は、マザーボード側で「Power On By PCI/PCIE Devices」をオンにしておく必要がありました。
ネットワークインターフェイスデバイスはPCIEデバイスの1つなんですね。
network boot はこの設定では関係ありません。
さて、これだけで起動してくれると嬉しいな~ と思ったんですが、やっぱりこれだけではダメでした・・・
そういえば・・・
以前 Windows 機を Wake on Lan させようとした時、デバイスマネージャーで NIC のプロパティをいじった記憶があるんです。
そこで、Debian 機の Wake on Lan 設定を検索で何とか見つけ出しました。
/etc/init.d ディレクトリ内に
wakeonlan といったファイルを作っておき、
そのファイルに以下を書き込みます。
#!/bin/bash
ethtool -s eno1 wol g
exit
このファイルの権限を変更します。
#chmod +x /etc/init.d/wakeonlan
さらに、このファイルを自動起動するよう設定します。
#update-rc.d -f wakeonlan defaults
また、
/etc/network/interfaces ファイル最終行に以下を書き加えます。
iface eno1 inet static
ethernet-wol g
以上の設定で、ようやくDebianサーバー機を wake on Lan させることが出来ました!
クライアント側の wake on Lan ソフトですが、nWOL というフリーソフトがとても良く作られていました!
また、電源Offですが、やはりSSHクライアントソフト(Rlogin等)を使ってコマンドを打ち込むようなやり方になりそうです。
これ以外に行った設定は、ファイヤウォールはもちろんですが、IPV6無効化、ローカルネットワーク外からのアクセス禁止(SSH、Webmin、Samba)等です。
これで、このサーバー機は嫁入り出来る状態までに仕上がったと思います!
今回のストレージですが、WD-REDではなく東芝のNAS用HDD12TBを2台使いました。
この2台をOSによるソフトウェアRAID1としましたが、ブートローダー grub は両方のHDDにインストールしてあります。