サーバー運用とPC日記
Netcommons3アップデート作業は、基本に忠実に
Netcommons3もver.3.2.2 まで来て、動作も含めて、大きく改善されてきたと感じます!
これからも、ユーザサイドでアップデート作業を継続していかなければなりません。
ほぼ2か月に1度のペースで発表されるアップデートですが、作業の細かい点をどうしても忘れがちです。
結果オーライに安心して、バックアップ作業を省略したりもしていました。
しかし、突然何かアクシデントがあった時に対応できるよう、やはり基本に忠実に作業しておかないといけませんね。
何となく作業していたのでは、このwebサイトを失う原因にもなりかねません!
そこで、作業手順を細かく記録しておくことにしました。
<事前準備・バックアップディレクトリの作成>
# cd /home
# mkdir 20190126bkup
<事前準備・最新ファイルの用意>
(1)https://www.netcommons.org/NetCommons3/download より、
最新ファイルを取得して、例えば /home に配置
(2)(1)のファイルを解凍。
# cd /home
/home# unzip NetCommons-3.2.2.zip
解凍ディレクトリ NetCommons3 が生成されます。
(3)解凍ディレクトリをリネーム(後でバージョン等不明にならないように)
/home# mv Netcommons3/ nc322/
<対象NC3サイトを、閲覧不可にする>
メッセージ文は前もって書いておくと良い
<アップデート前のバックアップ>(自分は、OS、mysql 共に root ユーザで作業しました)
(1)データベース 〇〇〇 のバックアップ(バックアップファイル 〇〇〇.sql 保管先/home/20190126bkup)
# cd /home/20190126bkup
# mysqldump -u root -p 〇〇〇 > 〇〇〇.sql
(mysql root のパスワードを入力)
(2)ソースのバックアップ(バックアップ先 /home/20190126bkup)
# cp -r /var/www/NC3インストールディレクトリ/app/Config /home/20190126bkup/
# cp -r /var/www/NC3インストールディレクトリ/app/Uploads /home/20190126bkup/
以上のバックアップがあれば、アップデートに失敗しても、最悪、アップデート前の状態には戻せます。
インストールディレクトリ全部のバックアップでもいいと思います。
<Netcommons3本体のアップデート>
(1)リネームディレクトリ下のファイル、ディレクトリを、既存NC3インストールディレクトリに上書き
/home# cp -r nc322/* /var/www/インストールディレクトリ/
上書きが終わったら、上例のnc322ディレクトリは、例えばhokanディレクトリ下に移動等しておく。
(2)cakeコマンド実行してアップデート
# cd /var/www/インストールディレクトリ/app
・・・/app# Console/Cake PluginManager.update_all
画面に「一括アップデート」が表示されるので、画面の指示どおり、S を入力してEnter
アップデート処理中、ざっと眺めておく。エラーは黄色表示になるはず。
(3)インストールディレクトリの所有者を「webサーバー(debianならwww-data)に戻しておく。
# chown -R www-data:www-data /var/www/インストールディレクトリ
<サイトをブラウジングして確認>
外部PC等から、アップデートしたサイトにwebアクセスして、ログイン等出来れば完了です!
このウェブサイトは、
NetCommons3.3.7で動いています。
NetCommons プロジェクト 開発の、
CMS+グループウェアです!
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