「The Old Chisholm Trail」歌詞の意味
2022年9月1日 21時10分60年ぶりに見つけたレコードの曲は、幼児のために作曲された音楽だと今までずっと思い込んでいました。
ところが、特に子守唄以外は全くそうではなかったのです!
この中の「The Old Chisholm Trail」を前回紹介しましたが、歌詞はどんな内容なんでしょう?
Chisholm Trail(チザム・トレイル)は、
昔テキサスからオクラホマを経て、カンザス州の鉄道駅ウィチタやアビリーンまで牛を運ぶルートに使われた道で、
この歌は、その道中でのカウボーイの日常を何でもかんでも歌にして面白おかしく歌っているんです。
単純だけど調子がよくて、楽しい(時には自嘲的な)ものなんです・・・
歌う人によって内容はさまざまなんですが、代表的なものを挙げてみると、
「みんな傍に来て俺の話を聴いてくれよ
チザム街道での話しをよお~
10ドルの馬と40ドルの鞍にまたがって、
牛たちを追ってテキサスを行くう~
食事とくりゃあ、来る日も来る日もベーコンと豆ばっかり。
ちょっとしかないし、アッという間に食っちまわぁ~
朝から晩まで牛追いでクタクタだってのに、
給料は少ないとくらぁ!
もうあんなbossのためになんか働きたくないってんだ!・・・
早く女房を見つけて、落ち着きたいなぁ~!」
といった、辛い仕事や不満を歌にしてうっぷんを晴らす・・・
みたいな内容なんですね。
でも、そこには陽気なアメリカ気質も顔をのぞかせていて、
ユーモラスなところもあるんですね!
まさに、古き良き時代のアメリカの、
活気に満ちた男たちの歌だったんですね!