スウェーデン、ステンハンマルの交響曲第2番
2018年11月18日 18時52分ここ数日、このシンフォニーが頭の中でエンドレスで響いています・・・
ステンハンマル 交響曲第2番 ト短調
https://www.youtube.com/watch?v=8ey3wdhE1OI
第1楽章冒頭からイイです! そして、そのまましばらく聴いて下さい。1' 30" すぎからの深い憂愁をたたえた表情・・・
第3楽章(22' 40" すぎから)のノーブルで力強いスケルツォ、さらに 23' 32" からしばらく聴いて下さい!
極めつけは、終楽章のココ!!(42' 10" すぎから そして 45' 40" すぎからのフィナーレ!!)
決して、気難しいとか、とっつきにくいとかないですから、聴いてみて。
10月のN響定期で今年91歳になる、ヘルベルト・ブロムシュテットがこのシンフォニーを振りました!
ブロムシュテットはアメリカ生まれですが、スウェーデン人の指揮者です。
同郷の名作を広く知ってもらいたい、ステンハンマルの気持ちを音にしたい、という願いが強かったはずです。
ちなみに北欧のシンフォニーと言っても、同世代のシベリウス(フィンランド)、ニールセン(デンマーク)が演奏されているばかりだと思います。
この曲は、ロシアでもドイツでもなく、また、シベリウスでもニールセンでもないと感じられます。
終楽章ラストの息の長い、うねるような弦合奏主導の大きな表現は、熱く、胸がいっぱいになります!!
自分も知らなかった曲で、またスウェーデンの交響曲もベルワルド以外は初めて聴きました。
ロマン派の枠を超える新しい音楽ではないと思いますが、素晴らしい曲をまた一つ教えてもらいました!