小説「水かまきり」の一部を読みました
2020年7月14日 20時45分現代文や古典、英語などのテスト監督をしている時は、そこに出てくる文章に興味が湧いて読んでしまうことが良くあるんです。
もちろん、古典や英語では訳文が書いてないと読めないんですが。(笑)
昨日目にした文章には、けん坊、春子、それに水かまきりが登場していました。
探す手がかりはそれだけですが、検索してみたら見つかりました!
川上弘美「水かまきり」
・・・「水かまきりっていうのこれ」・・・「死んでるのかな」・・・
・・・けん坊は「死んでるのかもな」とゆっくりと静かに答えた・・・
・・・「あ、水かまきりが」わたしは声をあげた・・・
・・・水かまきりはゆらゆらと泳ぎ始めた・・・
・・・「お」けん坊も声をあげた・・・
・・・「生きてるなあ」・・・
・・・「生きてるねえ」・・・
・・・「よし」・・・
・・・「よしよし、生きてたんだな」小さく強くけん坊はつぶやいた・・・
・・・「おぐらアイス、二個ずつ食うか」けん坊は言って、笑った・・・
・・・久しぶりに聞く、けん坊のふわっとした大きな笑いだった・・・
・・・「うん、二個ずつだね」なんだかわからないけれどわたしも嬉しくなって笑いながら答えた・・・
この部分の前の場面から読んでもらえば筋が良く分かると思います。
ここに抜き出した部分がとってもいいと思ったんです!!