台風15号による千葉の大停電
2019年9月13日 23時55分9月8日夜から翌午前にかけての台風15号は、予想進路からコースが東寄りにずれて千葉県周辺を直撃しました。
この時発生した千葉県での大規模な停電が本日13日の時点でまだ解消していません!
まだ17万軒近くも、8日夜から停電したままとは・・・!!
これは、3.11東北大震災の時のこの近辺の計画停電より、はるかに深刻なんじゃないでしょうか?
我々は、何気なく、しかし多くのエネルギーを消費しながら生活しています。
そして、このエネルギーなしでは考えられない生活になっています。
このエネルギーのほとんどは電力です。
照明が付かない。扇風機や換気扇も回らない。空調も使えない。冷蔵庫も運転が止まる。洗濯機も使えない。
情報機器も、電池式ラジオ以外のテレビ、コンピュータは使えない。電話も旧式以外の光電話等も使えない。
そして、スマホやガラケーも充電の手段がなければ、やはり使えなくなる。
オーブンや電子レンジももちろん使えないが、ガスで湯を沸かす風呂も電気を使う仕様になっているから使えない。
マンションなど、揚水ポンプを使っている所では、水も出なくなる。
電気自動車は、自宅を含めて近辺での充電が出来ない。
家庭以外でも、食品や日用品の販売店はもちろん、ガソリンスタンドもガソリンを送るポンプが動かないので営業できない。
車はガソリンがあるうちは動けるが、道路の信号機等消えているので、自由には動けない。
電車は全く動けない。
そして、会社の大きな冷蔵庫の中の物は、温度が上がり過ぎて使い物にならなくなる。
病院や介護施設では、電気が来ないのは正に致命的なので、自家発電機で対応している所もあるが、完全に電気をまかないきれない。
こんな感じで、電気がストップするということは、いかに大変なことかが良く分かります。
停電がさらに長引けば、大変というより恐ろしいことになります!
個人で発電や電気を貯める蓄電が出来るかと言うと、まだそのような技術は完成されていません。
ですから、現状では、電気のインフラに頼るしかない訳です。
現在の生活が、どれほど電気に頼り切っているかということを、まずは意識しておくべきだと思います。
最後に。
今回の台風が東にそれていなかったら、東京や埼玉が同じような被害を受けていたのではないでしょうか?