ドーデ作 アルルの女
この「アルルの女」は、フランスの小説家アルフォンス・ドーデが、自身作の「風車小屋だより」から一小話を抜き出して戯曲化したものです。
この戯曲の上演のための劇音楽を書いたのは、フランスのジョルジュ・ビゼーですね!
彼の劇音楽からの「アルルの女組曲」が極めて有名で、きっと耳にしたことがあるでしょう。
さて、自分は、このアルルの女組曲は昔から馴染んではいました。
と言っても、前奏曲第1部、メヌエット、カリヨンなどがちょっと好きだった程度でした。
ああ、第2組曲(ギロー編曲ですが)のファランドールもカッコイイですね!
第1第2組曲全曲を聞くようになったのは、かなり後でした。
そして、本当に突然でしたが、第2組曲の間奏曲のサクソフォーンの調べに虜になってしまったんです!
この曲は歌曲「神の子羊」としても歌われていて、もう、うなされるように何度聴いたことか!
完全にノックアウトされてしまいました・・・
そして、前奏曲第3部の、この常軌を逸した表情!
この2曲だけでも、狂おしい激しい内容をビゼーの音楽が表現していることが分かります。
自分は、ドーデの原作を読んでみたいと思い、今日発注した文庫本が届きました。
アルルの女がどれほど魅力的だったのかとか、自分の関心はそこには全くありません。
自死を選んだ主人公フレデリ、婚約者ヴィヴェット、母親ママイたちの心の動き、そして白痴の弟の存在は何を表現しているのか?
これらのことを深く理解したい!
そして、ドーデが実際の出来事に基づいたと言われているこの物語をなぜ書くことにしたのか?
何を訴えようとしていたのか?
自分が一番理解したいところはここです!
「上流階級の出であるドーデが、田舎で耳にした事件に衝撃を受けて書いた?」
ということだけなら、痴話ばなしのたぐいで終わってしまいます。
それだけではない内容が含まれているはずだと、自分は思っているんです。