「今まで大丈夫だった」は、これからもそうだとは限らない!
2025年8月18日 22時27分
娘と孫たちはこの暑さの中でしたが、目いっぱい遊んで、元気に帰っていきました!
「楽しく元気に過ごして、無事に帰宅する」
引率の経験がある人は、これは当たり前のことだとは思っていないはずです!
「怪我したり病気に罹ることなく無事に帰れた」ということは、
支えて下さった多くの方々のおかげも大きいんです。
さらにあえて付け加えるなら、「運も良かった」と言えるのかもしれません。
そう思うのは、特に近年、災害が多発しているだけでなく、気象の激変等もあり、
昔のような見通しが効かなくなってしまったこともあるのでしょう。
そして、私たちが当たり前に利用しているインフラの事故もとても多くなっています。
高速道のトンネルが突然崩落して、車ごと潰されてしまうなんて、
そして、自分がそういう目に遭ってしまうなんて、誰が想像しただろうか・・・
自分は、年齢以上に「怖い」という感覚が強くなっていったような気がしています。
36年前、富士山の斜面を滑落したのは全くの自分のミスでしたが、
この失敗のおかげで、特に結婚後の自分は、怖いという気持ちをしっかりと持てるようになっていました。
家族が有る身で死ぬわけにはいかないからです!
あの滑落事故を思い出すたび、ゾッとして思わず目を閉じてしまいます。
未だにその感情は消えないんです。
そして、今でも必ず
「ん? オレは本当は死んじゃってて、これは空想の世界なんじゃないのか?」
という気になるんです・・・
「怖い」と感じる人を臆病だと思っている人がいますが、それは違います!
ここで足を踏み外してしまったら?
ここで握っている手がすべってしまったら?
簡単な山でいいですから、登ったことのある山道を思い出してみて下さい。
もし滑り落ちたら、ただでは済まない・・・
ああ、落ちたらあっけなく死んじゃうだろうな・・・
山道だけでなく、ちょっと間違えただけで死んじゃう場面なんて、身近にいくらでもあるんですよ!
さっきテレビを見ていたら、
屋根の修理をしていた父親が、5歳の息子がハシゴをよじ登ってくるのに気づき、
「危ない! 降りなさい!」
と叫んだんだそうです。
「ハシゴから落ちてしまった子どもは、次の日、あっけなく息を引き取ってしまった・・・」
間違いであっけなく死んでしまう場面はいくらでもあると言いましたが、
特に子どもにとっての危険な場面は、大人の何百倍も多いでしょう。
中毒や感染についてもです。
これらの危険を回避させるのは、当然ながら保護者の役目です。
何よりも、これ以上重要なことはないほど大切な仕事ですよね!
自分は、わが子が小さい時、妻に何度も厳しく注意されたことがあります。
「危ないっ!!」
男は、これくらい大丈夫って思っちゃってることが多いですから。
もちろん、妻が特別なんかじゃありません。
例えば、動物の世界でさえ、
あの、子供たちを常に真剣に守ろうとする姿勢を見て下さい!
自分の命を捨ててでも子供を守るんだという本能!!
危険回避を繰り返し教える親鳥など・・・
本能が薄れて平和ボケしている自分は、ハッとさせられます。
そして、動物たちに、真の敬意を感じてしまうんですね!
無事や安全、そして健康。
決して当たり前などと思わず、これらのことを守るために真剣に考えて実践していきたいと、
最近、本当に良く考えるんですね。