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ヘッジトリマーSHT-18の修理

2025年5月2日 17時59分
工作・修理

 

 工進製のヘッジトリマー SHT-18 が不調になりました。

 

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切る時の負荷が強くなると、バリカン状の刃の動きがおかしくなり、同時に振動が大きくなり異音もするようになりました。

前回の長めの作業後にこの症状が出始めました。

工進の農作業機器を選んだのは、ホームセンターの担当者の方からの薦めでした。

地味ながら堅実な機械を作っていて、定評があるメーカーとの説明でした。

工進は、ポンプやモーターでも定評があるメーカーでもあるんですね!

トップメーカーのマキタや京セラ(旧リョービ)のものは、もちろんいいんでしょうけど高価です。

さて、堅実な設計の機械なら、メンテナンス性も当然いいはずです。

分解してみれば、振動と異音の原因だけでもある程度は掴めるでしょう。

 

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ここの黒いカバーを開けてみます。

 

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ここを良く見てみると、だいたい動作原理は分かると思います。

丸い金属板が偏心して取り付けられていて、これが回転するとバリカン状の刃が往復運動するんですね。

そして、この金属板の下に同様の、やはり偏心して取り付けられた金属板が見えます。

同じようにこのバリカン状の刃が往復運動するように作られていますが、

これら2枚のバリカン状の刃が重ねられていて、逆位相で動くようになっている訳です。

 

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バリカン状の刃を2枚とも動かしているというのは、やはり真面目に作ってあるんだと感じられます。

さて、これらの部分の不具合ですが、幸運にもすぐに見つかりました!

この2つの6角穴ボルトの下の方が緩んでいたんです。

 

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この緩んだボルトをしっかり締め直し、もう片方も増し締めし、2枚の刃の接触部分にはシリコンスプレーを多すぎないように吹き付けておきました。

簡単な通電チェック、動作チェックは済ませましたが、

今日は強い雨が降り続いているので、枝刈り等の動作チェックは明日以降にやってみたいと思います!