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プーチン氏がウクライナ暫定統治案、選挙必要と主張 米は否定

2025年3月29日 08時32分

 

 プーチン氏は、ウクライナを暫定統治下に置く案を示した。

紛争解決を目指して選挙の実施と重要協定の署名を可能にすることが狙いだという。

 

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<コメントより引用させていただきます> 

 厚顔無恥な提案と言うほかありません。

ロシアは侵略国であり、ロシアこそが国連憲章に違反しています。

そのロシアが、ウクライナの民族自決権を侵害するような提案をすることに、

国際社会は呆れていることでしょう。

暫定統治と言うのは、

内戦などで統治機構が崩壊した国に対し、国連安保理の決議等によってオーソライズをされたうえで実現するものですが、

一方的に侵略を受けた被害国であるウクライナが、暫定統治を受け入れなければならない理由はありません。

国連を含む国際社会には、「国際法上違法な行為をそのまま是認してはならない」というルールがありますので、

国連でこのような案が通るとは到底考えにくい状況です。

米トランプ政権ですら容認しないでしょう。

問題は国際法に基づいて解決されるべきであり、日本の報道はこの点をしっかり踏まえるべきです。

伊藤和子 弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ副理事長