「ロシアによるウクライナ侵略は・・・」防衛省が異例の情報発信
2022年3月24日 20時20分今回のロシアによるウクライナ侵略は、
力による一方的な現状変更であり、
欧州のみならずアジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為です。
防衛省としては、
インド・太平洋地域への影響も見据えながら、関連動向の情報収集・分析に努めており、
可能な限り共有していきたいと考えています。
今回のロシアによるウクライナ侵略は、
力による一方的な現状変更であり、
欧州のみならずアジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為です。
防衛省としては、
インド・太平洋地域への影響も見据えながら、関連動向の情報収集・分析に努めており、
可能な限り共有していきたいと考えています。
細田衆議院議長、山東参議院議長、岸田総理大臣、日本国会議員の皆様、日本国民の皆様。
本日は私がウクライナ大統領として史上初めて、国家元首として直接皆様にお話できることを光栄に思います。
両国の間には、8193kmの距離があります。
経路によっては、飛行機で15時間もかかります。
ただし、お互いの自由への思いに差はありません。
また、生きる意欲の気持ちにも差はありません。
それを実感したのは、2月24日です。
日本がすぐ援助の手を差し伸べてくれました。
心から感謝しております。
ロシアがウクライナの平和を破壊し始めたとき、私たちは世の中の本当の様子を見ることができました。
本当の反戦運動、本当の自由や平和への望み、本当の地球の安全への望み。
日本はアジアのリーダーになりました。
皆様は、この苦しい大変な戦争を止めるために努力し始めました。
日本はウクライナの平和の復活に動き始めました。
それはウクライナだけではなく、ヨーロッパ、世界にとって重要なことです。
この戦争が終わらない限り、平和がない限り、安全だと感じる人はいないでしょう。
皆様は、チェルノブイリ原発の事故をご存知だと思います。
1986年に大きな事故がありました。
放射能が放出し、世界各地域で事故が登録されました。
原発周辺の「30キロゾーン」というのはいまだに危険な場所で、その森の土の中には、事故終息後から多くのがれき、機械、資材などが埋められました。
2月24日、その土の上にロシア軍の装甲車両が通りました。
そして、放射性物質のダストを空気中にまきあげました。
チェルノブイリ原発が支配されたのです。
事故があった原発を想像してみてください。
破壊された原子炉の上にある、現役の核物質処理場をロシアが戦場に変えました。
また、ウクライナに対する攻撃準備のために、30キロメートルの閉鎖された区域を使っています。
ウクライナでの戦争が終わってから、どれだけ大きな環境被害があったかを調査するのには何年もかかるでしょう。
皆様。
ウクライナには現役の原子力発電所が4カ所、15の原子炉があり、すべて非常に危険な状況にあります。
ザポリージャ原発というヨーロッパ最大の原発が攻撃を受けています。
また、工業施設の多くが被害を受け、環境に対するリスクになっています。
ガス、石油パイプライン、および炭鉱もそうです。
先日、スムイ州にある化学工場において、アンモニアの漏れが発生しました。
シリアと同じように、サリンなどの化学兵器を使った攻撃をロシアが今準備しているという報告も受けています。
また、核兵器を使用された場合、世界がどうなってしまうかが世界中の話題になっています。
将来への自信、確信は、今誰にも、どこにもないはずです。
ウクライナ軍は28日間にわたって、この大規模戦争、攻撃に対して国を守り続けています。
最大の国がその戦争を起こしました。
ただし、影響の面で、能力の面では大きくなく、道徳の面では最小の国です。
1000発以上のミサイルや多くの空爆が落とされ、また数十の街が破壊され、全焼させられています。
多くの街では、殺された家族や隣人の方々をちゃんと葬ることさえできません。
埋葬は家の庭や道路沿いでせざるを得ないのです。
数千人が殺され、そのうち121人は子どもです。
多くのウクライナ人が住み慣れた家を出て、身を隠すために、命を救うために避難しています。
ウクライナの北方、東方、南方の領土の人口が減り、人々が避難しています。
また、ロシアは海も封鎖していて、数十の交易路を封鎖しています。
海運を障害することによって、他の国にも脅威を与えるためです。
皆様。
ウクライナ、そのパートナーおよび、反戦連立だけが世界の安全保障を出すことができます。
すべての民族、国民にとって、社会の多様化を守り、それぞれの国境や安全を守り、子どもや孫のための将来を守るための努力が必要です。
国際機関は機能してくれませんでした。
国連の安保理も機能しませんでした。
改革が必要です。
機能するためには、「誠実の注射」が必要です。
ただ話し合うだけでなく、影響を与えるためです。
ロシアによるウクライナ侵攻によって、世界が不安定になっています。
これからも多くの危機が待っています。
世界市場も不安定で、資材の輸入などにも障害が出ています。
環境面や食料面の調整も前例のないものです。
また、これからも戦争をしたいという侵略者に対して、非常に強い注意が必要です。
「平和を壊してはいけない」という強いメッセージが必要です。
責任のある国家が一緒になって、平和を守るために努力しなければなりません。
日本国が、建設的、原理的な立場をとっていただいていることをありがたく思います。
また、ウクライナに対する本当の具体的な支援に感謝しています。
アジアで初めてロシアに対する圧力をかけ始めたのは日本です。
引き続き、その継続をお願いします。
また、制裁の発動の継続をお願いします。
ロシアが平和を望む、探すための努力をしましょう。
また、このウクライナに対する侵略の津波を止めるために、ロシアとの貿易禁止の導入をお願いします。
また、各企業はウクライナ市場から撤退しなければならない状況です。
その投資は、今後のロシア5年の投資になります。
そして、ウクライナの復興も考えなければなりません。
人口が減った地域の復興を考えなければならないのです。
避難した人たちが故郷に戻れるようにしなければならないのです。
日本のみなさんも、きっとそういう気持ち、住み慣れた故郷に戻りたい気持ちがおわかりだと思います。
また、全世界が安全を保障するために動けるためのツールが必要です。
既存の国際機関がそのために機能できていないので、新しい予防的なツールを作らなければなりません。
本当に侵略を止められるようなツールです。
日本のリーダーシップは、そういったツールの開発に大きな役割を果たせると思います。
ウクライナのため、世界のため。
また、明日、将来のために自信を持てるように。
慢性的で平和的な明日がくると確信できるように。
皆様、日本の国民の皆様、一緒になって努力すれば、想像以上のことができます。
日本は、発展の歴史が著しい国です。
調和を作り、その調和を維持する能力は素晴らしいと思います。
また、環境を守り、文化を守るということは素晴らしいことです。
ウクライナ人は日本の文化が大好きです。
それはただの言葉ではなくて、本当にそう思っているのです。
2019年、私が大統領になってまもなく、妻のオレナが、目がよく見えない子どものためのプロジェクトに参加しました。
オーディオブックのプロジェクトでした。
そこで、日本の昔話をウクライナ語でオーディオブックにしました。
これは一つの例ですが、日本の文化はウクライナ人にとって非常に興味深いものなのです。
距離があっても、私たちの価値観はとても共通しています。
ということは、もう距離がないということになります。
私たちの心は同じように温かいのです。
今日の努力が、ロシアに対するさらなる圧力をかけることによって、平和を戻すことになります。
また、ウクライナの復興を行い、国際機関の改革を行うことができるようになります。
将来、反戦連立ができあがった際には、日本が今と同じようにウクライナと一緒にいてくれることを期待しています。
ありがとう。
ウクライナに栄光あれ。
日本に栄光あれ。
経済産業省は、東京電力ホールディングス管内について、
「電力需給ひっぱく警報」を解除せず、23日も節電を要請すると発表した。
(23日午前11時に解除されました)
22日は火力発電所の停止や気温低下により両管内で電力需給が逼迫したものの、
政府が要請した節電などが奏功。
同日夜に広域で停電する事態は回避された。
東電管内は引き続き需給が厳しいと見込み、
一般家庭と企業に対し、日常生活に支障のない範囲で節電を要請した。
これは、福島県沖を震源とする地震で一部の火力発電所が停止している上、気温の低下で暖房用の電力需要が急増し、電力需給が厳しい状況が続いているため。
<主な家電の省エネ利用法>
・テレビ
視聴時の消費電力を抑えたり、部屋の明るさに合わせて自動的に画面の明るさを調節したりする省エネモードを活用する
・冷蔵庫
冬場は庫内の設定温度を弱にする。
節電機能付きなら、庫内温度などに合わせて消費電力の少ない運転になる。
庫内の吹き出し口の前に物を置かない。
・炊飯器
残ったご飯は保温しておくより、冷蔵・冷凍して電子レンジで温める。
・温水洗浄便座
ふたを閉め、便座カバーを取り付けると熱が逃げない。
<主要家電の平均的な電力使用量>
・エアコン 801 kWh(冷暖房)
・冷蔵庫 300 kWh
・液晶テレビ 57 kWh
<世帯あたりのエネルギー消費>
・家電機器、照明など 33.9%
・暖房 24.7%
・給湯 28.8%
・厨房 9.9%
・冷房 2.7%
東京電力は、
22日、午後8時以降に
「300万戸規模の停電が発生するおそれがある」
と明らかにした。
揚水式の水力発電の運転が停止する可能性があるためで、節電をあらためて呼びかけている。
大規模停電が起きれば、
「最短でも午後11時まで続く見込み」
だということです。
政府と東電は
「最大限の節電に協力してほしい」
と呼び掛けています。
ゼレンスキー大統領による国会での演説について、
あす23日午後6時から、
衆議院議員会館内の会議場とホールを利用して行われることが正式に決まりました。
事前収録ではなく、生中継とする方針ですが、
国会関係者は現地の戦闘状況次第で変更となる可能性があるとしています。
ゼレンスキー大統領はこれまで、各国の議会で相次いで演説を行っています。
ロシアによる侵攻が続き被害が拡大するなかで、
ゼレンスキー大統領が日本の国会議員を前にして、
どのような支援を求めるのかが注目されます。
ゼレンスキー氏の日本での国会演説についてのジャーナリスト青沼陽一郎氏の意見の概略は以下のようなものです。
ゼレンスキーのオンラインによる議会演説は、英国、カナダ、米国、ドイツに次ぐ。
16日の米国議会での演説では、
「真珠湾を思い出せ」と叫んで、あの奇襲攻撃と同じことが起きていると説いてみせたことに、日本国内では不快感をあらわにする声がネット上で沸いた。
もともとゼレンスキーは、コメディ俳優だった。
主演を務めた、高校教師が大統領になるというテレビドラマが大ヒットして、
その続編の放送中に大統領選挙を戦い、前職に圧倒的大差をつけて当選した。
人を煽動することには長けている。
国民感情によって国政は揺れ動き、政治的技量は未知数だったゼレンスキーが大統領に就任しても、脆弱な国情は変わっていない。
大衆迎合的に大統領の座に就いた役者が、有事を招いていままた国民を鼓舞している。
自分は、ウクライナの国の内情、歴史、古代からのロシアとの関係などについて、詳しく理解している訳ではありません。
この戦争が終わったら、これらのことについて詳しく勉強したいと思っています。
しかし、とにかく、
今何としても、早く実現しなければならないのは、
戦争の終結です!
心や身体が傷つけられることを止めることです!
命が脅かされ失われる現状を止めることです!
築き上げてきた国家が破壊されていくことを止めることです!
それも、一刻も早く!!
コメディアンが大統領になってしまったとか、
ウクライナ国民を煽って危険な目にあわせているとか、
過去の真珠湾攻撃のことを持ち出されて不快だとか、
今、こんなこと言ってる場合じゃないと自分は思っています。
明日死ぬかもしれない、明日自分の国が無くなってしまうかもしれない指導者が必死になって訴えているんですよ!
このような人の経歴を書いて、未熟だと馬鹿にでもしたいんでしょうか?
そして、日本の過去は真珠湾攻撃だけではないはずですが、
このことを言われてプライドでも傷ついたんでしょうか?
現状で、こんなことを言っている方は、
このたった今でも無実の命が失われ続けている惨状でさえ、他人事なのではないかと疑います!
今回の状況を見て誰しも感じているのは、
「状況を正確に素早く得るように情報を収集する」
「情報を最大限活用する」
これらのことが極めて重要だということだと思います。
弱小国が大国に立ち向かうためには、
情報戦で有利な立場にいることが強い味方になると思います。
まさか、このような時に、情報活用の巧者を、
ずるいとか卑怯だとか言わないでしょうね?!
一方的に侵略、破壊、殺人を受けている弱者が、必死に立ち向かっているんですよ!
ゼレンスキーさんの演説も情報戦の一環だと思うのですが、
この訴えを、世界各国が、まずはしっかりと受け止めることが自分は重要だと思っています!
押し入れの改修作業は全部終わっていたんですが、記録する余裕がありませんでした・・・
さて、やり直した点について書いておきます。
中段を、いったんはこのように作りました。
中段仕切り板の四隅の切り欠きが気になるだけでなく、中段への荷重はこの四隅の角材にもしっかりと受け止めてもらいたいのです。
この写真では良く分かりませんが、この四隅の角材は、数本の長い木ネジで柱に固定してあるのです。
さて、やり直した結果ですが、
仮に、子供たち数名が鬼ごっことかでこの中段の上に乗って隠れてもびくともしません!(笑)
もう一つの床下断熱については、説明したいことがあるので次回にしますね。
ゼレンスキー大統領が23日に、
日本の国会でオンライン演説を行う予定になりましたが、
この件について、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏がこんなことを言ったらしい。
「私は、ゼレンスキーに国会演説のチャンスを与えるのには反対する!
どんなに美しい言葉を使っても、所詮紛争の一方の当事者だ。
何を言うか、分からんねぇ。
国民は許さない。
たとえ野党まで賛成してもだ!!」
この方は、これだけ報道されている一方的な戦争犯罪について、
痛みすら感じていないんでしょうか?
そして、多くの日本の人たちの考えも自分と同じだと思っているのか?
あなたは、イギリス議会でのあのゼレンスキーさんの演説を聞かなかったのですか?
あの心からの叫びに、涙しなかった人はいないんじゃないかと自分は思いました。
あれをパフォーマンスだと言ってる人もいるようですが、
仮にですよ。
仮にそうだとしても、いいじゃないですか!!
人が殺され続けているんです!
国が壊され続けてるんです!
これを何とかしようと必死なんですから!!
今、この瞬間にも、罪のない命が一つ、一つと、奪われていっている状況です。
とにかく、この状況を止めないといけない!
良識ある全世界の人たちが願っていることです!
殺戮をやめてくれ!!
死なないでくれ!!
ウクライナの人たちだけでなく、ロシアの人たちだって切望してる!!
ウクライナは、一方的に独裁者に侵略されている。
しかも一般人が無差別に虐殺されているんです。
この状況をどうにかして止めないといけない!!
今起こっている出来事の中でこれ以上重大なことはないと、自分は思っています。
この現代において、まさか起こり得ないと思っていたこの惨状を、
そして、ずっと訴え続けているのに変わらず酷くなっていく現状について、
国際社会に訴えようとするゼレンスキーさんの演説をなぜ拒否しようとするのか?
自らの命もかけ、国や国民を代表して国際社会に支援を訴える姿は、立派だと言うほか言いようがないでしょう?!!
自分は一人の人間として、ゼレンスキーさんの演説を聞こうと思っています!
抗議行動の後、
オブシャニコワさんは、警察の取り調べを受けていた。
モスクワの裁判所は、
この放送前にオブシャニコワさんがSNSで反戦を呼びかける投稿をしたことが
「デモに関する法律違反」に当たるとして、
3万ルーブル(約3万4千円)の罰金を科した。
放送中の抗議については、まだ処罰を出していない。
オブシャニコワさんは、SNSでも
「侵略者はロシア、責任はプーチンにある」と訴えていた。
ロシア警察は、放送中の行為について捜査を開始したという。
有罪となれば、最長15年の懲役となる可能性がある。
裁判所から出てきたオブシャニコワさんは、
「取り調べは14時間つづいた。
家族にも連絡させてもらえず、弁護士への連絡も認められなかった」
「自分で反戦を決意した」と報道陣に英語で話した。
一歩も引かない構えだ。
プーチン大統領の政敵は次々に獄中に入れられ、命を狙われている。
オブシャニコワさんも、いずれ逮捕されるのではないかと心配されている。
早速、フランスのマクロン大統領は15日、
「亡命」受け入れの用意があると表明した。
しかし、オブシャニコワさんは、亡命を断っているという。
筑波大教授の中村逸郎氏は、
「あの国で<反プーチン>の声が国民の居間に届いたインパクトは絶大です。
あれだけ有名になってしまうと、もう当局も彼女には手を出しづらいでしょう」
と言っているが、
オブシャニコワさんについても、あの時の周りのスタッフの方たちについても、
身の安全が保たれるのかがとても気になっています。
それだから、マクロン大統領もいち早く彼女を救おうと動いたんだと思います。
ウクライナ代表団のポドリャク大統領府顧問は16日、
アメリカメディアのインタビューの中で、
「ロシアが立場を大きく軟化させた」と明らかにしました。
そのうえで「数日のうちに停戦が実現すると確信している」と述べ、
両国の大統領が署名する文書のとりまとめを進めているとしています。
イギリスのフィナンシャルタイムズは、
ウクライナがNATOへの加盟を放棄することなどを条件に
ロシア軍が撤退する案が検討されていると伝えています。
また、ウクライナ側は、
再び侵攻された場合に、アメリカやイギリスなどが安全保障を担う法的枠組みを設けることを提案しているということです。
ただ、ロシアのプーチン大統領は、
16日も平和的な解決手段がなかったと、軍事侵攻を改めて正当化したうえで
「当初の軍事目的は必ず達成する」と述べるなど、強硬な姿勢を崩していません。
停戦協議は、妥協点を見いだすための詰めの交渉が続いているとみられますが、
ウクライナではロシア軍の激しい攻撃が続いています。
アメリカ連邦議会でオンライン演説したウクライナのゼレンスキー大統領は、
「同時多発テロを思い起こして欲しい」と呼びかけるとともに、
「空を守る必要がある」として、
ウクライナ上空での飛行禁止区域の設定や戦闘機の供与などを改めて求めました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、
和平交渉におけるウクライナとロシアの立場はより現実的になっていると述べた。
16日早くに公表したビデオ演説で
「会議は続いている。
交渉上の立場がより現実的になっているとの報告を受けている」と発言。
「だが、ウクライナの国益になる決定には、なお時間が必要だ」と述べた。
ポーランド、チェコ、スロベニアの東欧3カ国の首脳は15日、
ウクライナの首都キエフを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってから、外国の首脳がキエフを訪れるのは初めて。
3首脳は列車で現地入りした。
ポーランドのモラウィエツキ首相は会談前にツイッターへの投稿で
「戦争で荒廃したキエフで歴史が作られ、
専制政治の世界に対する自由への戦いが行われている。
この地にわれわれの未来がかかっている」と述べた。
会談に同席したポーランド与党のカチンスキ党首は、
「平和維持活動の派遣団が必要だ」との見方を表明。
NATOあるいはより幅広い国際的な枠組みで編成され、
ウクライナに派遣されると想定しているとした。
軍部隊に守られながら、人道支援を行うことになると述べた。
ゼレンスキー大統領はオンラインへの投稿で
「ウクライナにとり困難な時期に、3カ国首脳のキエフ訪問は明確な支持の兆候だ。
感謝している」と述べた。
「われわれはこの3カ国と首脳に全幅の信頼を寄せている。
ウクライナという国自体とその安全保障、将来のために、協議される全てのことが所期の目標を達成できると100%確信している」と述べた。
チェコのフィアラ首相はキエフ訪問について、
欧州連合(EU)のミシェル大統領やフォンデアライエン欧州委員長との協議を受け決定されたと述べた。
キエフに向かう前、フィアラ首相は
「ウクライナの主権と独立に対するEU全体の明確な支持を確認する」と述べていた。
Q:
仲介役として一番表立っているのは、
フランスのマクロン大統領ですが、期待できるのでしょうか?
東野篤子准教授:
今、4者が仲介の可能性があって、
トルコ、イスラエル、フランス、中国なのですが、
どこも一長一短あって、突出して期待できるよというところがあまりないんですけれども、
フランスのマクロン大統領が、
とにかく電話をして言うべきことも言っていますし、同時に話も聞いてあげているんですね。
毎回、プーチン大統領に
「NATO拡大して、お前らは裏切ったな」
みたいなことを言われるようですが、
それでも耐えながら数時間かけて話をしている。
やはり今の段階でたくさん話をしているということに関しては、
マクロン大統領が多いですね。
私はイギリスのすべての人々に訴えます。
偉大な歴史を持つ国の人々へ。
私は同じく偉大な国の市民、大統領として訴えます。
大きな夢と闘争を持って。
われわれの13日間について話したい。
われわれが始めたわけでも望んだわけでもないのに、いまも続いている13日間の激しい戦争について。
なぜなら、われわれのウクライナを失いたくないからです。
ナチスが、あなた方の偉大な国、イギリスに対する戦いを始める準備をしていたときに、あなた方が国を失いたくなかったのと同じように。
1日目の午前4時、ミサイルが飛んで来ました。
子どもたち、私たち全員、ウクライナのすべての人、みんなが目を覚ましました。
それ以来は眠っていません。
私たちは皆、武器を取りました。
そして大きな軍隊になりました。
2日目、私たちは空、陸、海での攻撃を撃退していました。
そして、黒海のズミイヌイ島にいた私たちの英雄的な国境警備隊は、戦争の終わり方を教えてくれました。
つまり、敵はどうなるべきかについてです。
ロシアの船がわれわれの国境警備隊に武器を置くように要求したとき、
彼らは答えました。
議会で言うことができないほど強い表現でした。
(「ロシア軍艦よ、地獄に落ちろ」と答えていた)
そこにわれわれは力を感じました。
占領者を最後まで追い詰めるわれわれ国民の大きな力を感じました。
3日目、ロシア軍は堂々と一般の人々やアパートの建物に砲撃していました。
砲兵を使って。
爆弾を使って。
そしてその行動で、ついにわれわれおよび全世界は、
誰が誰であるかを見極めることができました。
誰が人間で、誰がただの獣なのか。
4日目、すでにロシア軍の数十人の捕虜を捕まえ始めたとき、
私たちは尊厳を失うことはありませんでした。
そして、ロシア軍の捕虜をあざ笑うことはありませんでした。
私たちは彼らを人として扱います。
なぜなら、この恥ずべき戦争の4日目に
私たちは人間のままだったからです。
5日目、私たちに対するテロはすでに大胆に行われるようになりました。
都市に対して、小さな町に対して。
破壊された地域。
爆撃、爆撃、爆撃。
家、学校、病院への爆撃。
これは大量虐殺です。
でも、われわれを破壊することはできませんでした。
国民一人ひとりを動員させ、われわれに真実を感じさせました。
6日目、ロシアのミサイルがバビヤールというキエフにある渓谷に落下しました。
これは、第2次世界大戦中にナチスが10万人を処刑した場所です。
80年後、ロシアは再び彼らを殺したのです。
7日目、彼らが教会さえも破壊していることに気付きました。
爆弾を使って。
再びロケット弾を使って。
私たちが知っている神聖で偉大なものを、彼らは知らないのです。
8日目、世界はロシアの戦車が原子力発電所を攻撃対象にしていることを目の当たりにしました。
ヨーロッパ最大の原子力発電所です。
そして、世界はこれが全世界に対するテロであることを理解し始めました。
これは大きなテロです。
9日目、NATO諸国の会合がありました。
しかし、われわれにとって望ましい結果ではありませんでした。
勇気がない。
われわれはそう感じました。
私は誰かを怒らせたいわけではありませんが、
われわれは同盟が動いていないと感じました。
彼らは空を封鎖することさえできません。
そのため、ヨーロッパの安全保障をゼロから構築する必要があります。
10日目に、武器を持っていないウクライナ人が占領下の都市のいたるところで抗議していました。
装甲車を素手で止めながら。
もはや、われわれを壊すことはできません。
11日目、住宅地がすでに爆撃されていた日、爆発がすべてを破壊していた日、壊された小児がん病院から子どもたちが避難した日。
われわれは次のことに気付きました。
ウクライナ人は英雄になりました。
何十万人もの人々が。
全ての都市の。
子ども、大人、全員が。
12日目、ロシア軍の損失がすでに1万人の死者を超えた日、
ロシアの将軍も死者に数えられました。
それにより以下のことが明確になりました。
すべての犯罪に対し、すべての恥ずべき命令に対して、ロシアは責任を取る日が来るということです。
国際司法裁判所、または、ウクライナの武器によって。
13日目に、ロシア軍によって封鎖されたマリウポリで子どもが亡くなりました。
脱水症状で。
彼らは市民に食べ物や水を与えません。
市民は閉じ込められ、地下室に隠れています。
聞こえていますよね、あそこで隠れている市民は水すら持っていないのです。
ロシアの侵略の13日間で、50人の子どもが殺されました。
50人の偉大な殉教者。
これは恐ろしいことです。
心が空っぽになりました。
50の宇宙が生きることができたのに、彼らがその命を奪いました。
ただただ奪いました。
イギリスの皆さん。
ウクライナはそんなことは望んでいませんでした。
偉大になることなど求めていませんでした。
しかし、この戦争で、ウクライナは偉大な国になりました。
占領者のテロの中でも、人々を救うウクライナ。
世界最大級の軍隊の攻撃から自分たちの自由を守り続ける。
封鎖されていない空の中で、守り続けています。
ロシアのミサイル、飛行機、ヘリコプターに対してまだ封鎖されていない空。
「生きるべきか、死ぬべきか?」
あなた方はこのシェイクスピアの言葉をよく知っていると思います。
13日前は、まだこの質問がウクライナに提起される可能性がありました。
しかし今は違います。
返事は明らかに「生きるべき」です。
明らかに、自由であるべきです。
そして、イギリスがすでに聞いたことがある言葉を思い出してもらいたい。
この言葉は再び意味を持っています。
私たちはあきらめない、負けません。
最後まで戦います。
われわれは、海で戦い、空で戦い、
どれだけ犠牲を出そうとも、我々の領土を守ります。
われわれは、森の中で、野原で、海岸で、都市や村で、通りで、丘で戦い続けます。
そして私から付け加えたい。
われわれは山でも、カリミウス川とドニプロ川でも戦います。
そして、われわれはあきらめません。
もちろん、あなた方の助けを借りて、偉大な国の文明の助けを借りて。
皆様のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
そして、私はあなた方、私の友人ボリス・ジョンソン首相に特に感謝しています。
テロ国家に対する制裁を強化してください。
テロ国家として認識してください。
ウクライナの空を安全にする方法を見つけてください。
できるかぎりのことをしてください。
やるべきことをしてください。
あなた方国民と国家は偉大であり、その義務を果たしてください。
偉大なウクライナに栄光あれ。
イギリスに栄光あれ。
真に勇気あるロシア国営テレビ局員
マリーナ・オブシャニコワさんの生の声を聞いて下さい!!
いまウクライナで起こっていることは、犯罪です。
そしてロシアは「侵略者」です。
そしてこの攻撃の責任は、たった一人の人物の考えにあります。
その男はウラジーミル・プーチンです。
私の父はウクライナ人で、母はロシア人です。
二人は決して敵ではありませんでした。
私が身につけているネックレスは、シンボルです。
ロシアはすぐに兄弟殺し(同胞殺し)をやめなければいけないという印です。
そして、私たち兄弟のような人々は、まだ和解ができるでしょう。
残念なことに、私は近年1チャンネルで働いて、クレムリンのプロパガンダのために働いてきました。
私はいま、それをとても恥じています。
私はこのような嘘を画面上で流すのを許したことを恥じています。
ロシアの人々を「ゾンビ化」するままにしてしまったのを、恥じています。
2014年(クリミア侵攻の年)、私たちは沈黙を保ちました。
これはすべての始まりにすぎませんでした。
クレムリンがナヴァリヌイ氏に毒を盛ったとき、
私たちはデモに行きませんでした(報道しませんでした)。
私たちは黙って、この非人間的な体制を見ているだけだったのです。
そしていま、世界中が私たちに背を向けています。
これから10世代たっても、この兄弟殺しの戦争の恥を拭いさるには十分ではないでしょう。
私たちロシア人は、思慮があって頭が良いはずです。
この狂気を終わらせるのは私たち次第なのです。
外に出てデモに参加してください。
何も恐れないで。
彼らは、私たち全員を投獄するなんて不可能なのです。
この戦争をとめられるのは、ロシア人しかいない。
まだ間に合うだろうか。
彼女は「まだ和解ができる」と言っている。
しかし、ウクライナ人がロシア人を許せるとは思えないし、決別の道が揺らぐことは決してないだろう。
それでも首都キエフが陥落する前なら、もしかしたら、まだ間に合うかもしれない。
彼女の勇気は素晴らしい!!
釈放されるように何とかできないものか。
デモや署名活動があれば協力したい。
ロシアの国営テレビで14日、
夜の生放送のニュース番組中に
「戦争をやめて。プロパガンダ(政治宣伝)を信じないで」
との紙を掲げた女性が登場し、画面が切り替えられる放送事故があった。
女性は、キャスターがニュースを読み上げている最中に画面に登場(!)し、
反戦を訴える紙を掲げ、
「戦争をやめて」と叫んだ!!
女性(マリーナ・オブシャニコワさん)は国営テレビのスタッフで、その後、警察署に連行されたという。
ロシアでは、プーチン政権の統制下にある国営テレビが侵攻を正当化するプロパガンダ放送を大々的に展開している。
一方、メディアに対して「特別軍事作戦」を「侵攻」や「戦争」と呼ぶことを禁じているほか、
ロシア軍に関する「虚偽情報」を拡散した場合は最長禁錮15年を科す法律も施行している。
このスタッフは自らの体を張って訴えてくれたんです!!
この立場で、よくぞやってくれたと思います!!
どうか無事であることを祈っております・・・
両国による停戦協議が、日本時間の14日17時半から始まる予定です。
両国の代表団からは前向きな発言が出ており、
事態の打開につながるか注目されます。
14日朝も首都キエフの集合住宅が砲撃され炎上するなど、
ロシア軍の激しい攻撃が続いていて民間人の被害が拡大しています。
今回の停戦協議は、これまでと異なり、オンラインで行われるということです。
協議を前にウクライナの代表団の1人は
「建設的な話し合いが始まっていて、
数日中に何らかの成果が得られると思う」
と述べたほか、
ロシアの代表団の1人も
「まもなく、双方が合意できるかもしれない」
と話したということです。
今回、何らかの進展があるか注目されます!
3月11日、
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナの協議で一定の進展があったと述べた。
ベラルーシのルカシェンコ大統領との会談で、プーチン大統領は、
西側の制裁がロシアの発展を妨げることはなく、ロシアは最終的に強くなると指摘。
ウクライナとの交渉は実質的に毎日行われており、
「交渉担当者からの報告では、一定の前向きな変化がある」と述べた。
大統領府のペスコフ報道官は、
欧米のウクライナ東部での民間人殺害や、NATOの東方拡大を巡るロシアの懸念に、
欧米が対応する措置をとれば、紛争は終結すると語った。
戦争で最初に犠牲になるのは真実だとよく言われます。
しかし、最も耐え難い犠牲者は子供たちです。
自宅で、あるいは道の上で。
これは、特殊作戦の現実的な結果であり、
天使たちの命を奪い、
両親や祖父母を殺し、
彼らの家や学校を破壊しています。
子どもたちを攻撃することは、
生命や文明そのものを攻撃することなのです。
プロボクシング元ヘビー級王者・クリチコ兄弟(ウクライナ)
ウクライナへの侵攻から既に10日が過ぎ、
国内外のメディアからはさまざまな報道がなされている。
「ロシア軍の侵攻は思ったように進んでいない」
「ロシア軍兵士の士気が下がっている」
「クレムリンの中でプーチン大統領に物を言える人がいない」など、
ロシアについてネガティブに報じるものが多いが、
プーチン大統領としても、一度侵攻に踏み切った以上は弱気の姿勢を見せられなくなっている。
また、兵力を比較してもロシア軍の優勢は明らかであり、
欧米諸国がウクライナ軍への軍事的支援や、欧米からの制裁がさらに強化されても、
侵攻を思いとどまる可能性は低く、侵攻をさらに加速させるかもしれない。
ロシア軍は市民の巻き添えを顧みずに攻勢を強める恐れがある。
実はこれまでも、国際社会において
「経済制裁で戦争は終わらない」ということが多かった。
<経済制裁は政治的に使いやすいツールですし、
「制裁をした」と発表することで国民の憂さ晴らしにもなるという効果もあります。
相手の行動を変えるよりも、制裁を与えること自体が目的化しているともいえます>
つまり、我々は、
ロシアからトヨタが撤退したとか、マクドナルドが営業停止をしたとか、ロシアの富豪たちが資産を凍結されたという経済制裁のニュースを見て、
「ざまあみろ!」と胸がスカッとしているが、
それだけで終わってしまっていて、現実の戦争を終わらせることにはそれほど役立っていない恐れがあるということだ。
制裁も一定の効果を持ち得る。
しかし、それはまた、制裁が逆効果となる始まりでもある。
これは、一つには、制裁がある国の一般市民に痛みを与えることになると、
問題の指導者を脅かすというよりは、むしろ、その国の反外国人感情を高まらせかねないからである。
つまり、経済制裁によって痛みを与えられたロシア国民が、
「プーチンの暴走を止めろ!」となるのではなく、
「西側諸国の嫌がらせに負けるな」という感じで、西側諸国への憎悪をかえって膨らませてしまうのだ。
誰がどう見ても悪いのはプーチンなんだから、世界からどう見られているのかという正しい情報を教えてあげれば、ロシア国民も目覚めるはずだ、と反論をする人もいるだろうが、
この「経済制裁による事態悪化」を誰よりも知っているのが、我々日本人だ。
ロシア国民を追いつめて対立と憎悪をあおるだけかもしれない。
ロシアで反戦ムードが高まっているのは事実だし、プーチンへの不信感・不満も高まっているのも事実なのだろう。
しかし、一方で西側メディアが報道するウクライナの惨状を見て、
「フェイクだ」「NATOの陰謀だ」として、より西側諸国やウクライナに対して憎悪を膨らませている人や、プーチンの信奉者もそれなりにいるのも事実だ。
ということは、西側諸国の「反ロシア連帯」が強まれば強まるほど、
そのような人々のナショナリズムを刺激して、
「この制裁を解除させるためにも、ウクライナに総力戦を仕掛けて早く勝利をしなくてはいけない」という、事態を悪化させるような世論が醸成される恐れもあるのだ。
経済制裁で国民に痛みを与えれば、彼らが立ち上がって権力者の暴走を止める、というのは、確かに合理的な考え方だ。
が、80年前の日本(太平洋戦争を始めた)を見てもわかるように、
戦争というのは、「正しい情報」が揃っていたとしても、合理的な判断ができない時に起きるものなのだ。
プーチンの暴走を食い止めるために国際社会が連帯・連携すべきであることにはなんの異論もない。
しかし、一方で過去の歴史を学べば、「ロシア国民」を追いつめるようなことをしてもさらなる対立と憎悪をあおるだけで逆効果になってしまう恐れもある。
今我々がやるべきは、
ウクライナの人々を救うことであって、
必要以上にロシアの人々を苦しめることではないのではないか。