イランがイスラエルにミサイル数百発発射 報復攻撃を本格化か
2025年6月14日 06時21分
イランメディアは、イランがイスラエルに弾道ミサイル数百発を発射したと報じた。
イスラエルが13日にイラン国内の核施設などを空爆したことを受け、イランが報復を本格化させたとみられる。
これに先立ち、イラン最高指導者ハメネイ師は13日夜、国民向けにテレビ演説し、
「シオニスト体制(イスラエル)を崩壊させる」と語った。
「イスラエルはこの罪に対して、無傷ではいられない。手を緩めることは決してない」とも強調し、
イスラエルに被害を与える規模で攻撃する意向を示していた。
一方、イスラエル当局者は、
イランが住宅地を標的にすれば、イランの石油関連施設などの国家インフラを攻撃すると警告していた。
イスラエル軍は13日夜もイラン中部イスファハンの核施設などに攻撃を加えていたが、
イランの報復の規模次第で、今後はイランの産業施設などへ標的の範囲を広げる恐れがある。
<コメントより引用させていただきます>
アメリカという国際秩序の担い手としての抑止力が、
近年ますます選択的かつ限定的な関与へと変化している中、
報復の連鎖が止まらない現状は、
国際社会の安定を著しく揺るがし、将来への不安を深く広げている。
一部の権力者の判断によって、兵士や民間人の命が軽んじられ奪われている構図は、
国家間の戦争というよりも、
責任を取らない権力構造が、市民に暴力と犠牲を一方的に押しつけているように見える。
むしろ本来あるべきは、
市民がその暴走に抗い、権力を制御しようとする構図であり、
今のように命が無為に失われ続ける現実よりも、よほど健全で理にかなっていると言えるだろう。
しかし現実には、
情報操作や恐怖によって市民は分断され、声を上げる力すら奪われている。
戦争が完全に消えることは難しくとも、
せめて技術と情報の進歩が戦火を早期に終結させる未来を、強く願ってやまない。