ガザ 食料配給待っていた住民たちがイスラエル軍の攻撃で死亡
2025年6月4日 23時16分
ガザ地区の地元当局は3日、
アメリカが主導する財団による食料の配給を待っていた住民が、
イスラエル軍の攻撃を受けて死亡したと発表しました。
ガザ地区では、財団による食料配給を受けようとした住民が連日のように犠牲となっていて、
国連などは、配給場所が「命を脅かす危険なわな」になっていると批判しています。
ガザ地区では、
アメリカが主導する民間の「ガザ人道財団」による食料の配給が先月27日から行われていて、
財団ではこれまでに700万食以上を住民に届けたとしています。
一方で地元当局は3日、
配給を待っていた住民27人がイスラエル軍の攻撃を受けて死亡したほか、90人以上がけがをしたと発表しました。
国連のデュジャリック報道官は3日、
食料を求めて集まった人が犠牲となる事態は
「決して容認できない。独立した調査が必要だ」と述べていて、
今後、人道状況の改善をどう進めるかが焦点です。