問題解説

来年以降、化学受験を考えている人たちへ

 今回の共通テストの解答と解説を載せましたが、どうしてこう考えるのか? といった解説があった方がいいですね。

このように出来たら、またここにアップしたいと思います。

 

 さて、共通テストも2回目が終わりました。(第2日程の分もありましたね)

今までのセンター試験と問題がどう変わってきたのか、

これからの勉強方法はどうすればいいのか、について書いてみたいと思います。

 

 

 化学、化学基礎についてですが、

これまでのセンター試験では、たくさんの過去問やそれに類する問題を出来るだけ多く解く。

素早く正確に解けるようにする。

この勉強法で高得点、満点を狙えました。

共通テストでもこの勉強方法で間違ってはいないと思います。

でも、共通テストが始まる前に公開された「試行問題」の中にあったような「思考させる問題」が本番でもやはり多めに出題されています。

この「思考させる問題」は、予想していたよりそれほど難しい内容ではないものの、こういう問題には試験本番の時初めて出会うということになるでしょう。

見たこともない問題に出会うだけで焦りますし、その分時間のロスになったりします。

この手の新しい問題に対して、どう勉強していけばいいのでしょうか?

 

まずは、今までの勉強法を見直しましょう!

今までは、「問題を沢山解いて慣れればいい。沢山解くほど慣れていく」

というスタンスで勉強してきませんでしたか?

確かに、同様の問題を沢山解くことによって、素早く正解が出せるようになってきたでしょう?

しかし、冷静に考えてみると・・・

慣れてきたということは、「今までのやり方を間違えずに早く出来るようになった」ということなんですね・・・!

「深く考えるようになった」というのではちょっとないのです。

もちろん、慣れて余裕が出来る分、他のことを考えられるようになるとかはありますが。

 

さあ、どうすればいいのでしょうか?

いつも、

「常に原理等を考えながら解く! そして、考えることに慣れよう!」

というのが自分からの提案です。

中和滴定の公式の意味も考えておく、とか、酸化数の原理は何だろうとか。

 

もう一つ、感じたことを書いておきます。

現行の共通テスト向けの問題集、そして模擬試験、予想問題集についてです。

「思考させる問題」について対策がされていて色んな問題が出題されていますが、

各社とも気張ってしまっていて、凝った問題になり過ぎているのではないかと強く感じています!

もっと基本的な思考問題を沢山解いていった方がいいのではないでしょうか?

「思考問題」対策に気を配りすぎずに、常に考えながら問題を読み解くクセをつけた方がいいと感じています。