化学・化学基礎 補講

共通テストで初めて登場する問題

 共通テストで初めて登場する問題について、受験生も指導する側も常にアンテナを張っていると思います。

大学入試センターが発表した「試行問題」を見て問題を解いてみれば分かりますが、今までにない全く新しいスタイルの問題だと言えると思います。

では、どのように違うのでしょうか?

試験の範囲は変わっていない訳ですし、教わっていない内容が出題されることはないのです。

教わっていない内容は出ないと言いましたが、正確には、教わっていない内容が材料にされることはあるが、そのような内容には説明が加えられていて、教わった知識で解けるように作られています。

ここに来て、多くの出版社から模試や問題集として多くの問題が作成され、このスタイルの問題に触れることが出来るようになりました。

問題の特徴についてまとめてみようと思います。

 ①問題文が長い。多い。

 ②グラフや表などのデータも多く示されている。

 ③今までのように問題文を隅々まで吟味するように読んでいくと時間が足りない!

 ④問題の概略を素早く掴むことが必要!

 ⑤どのようにデータを処理していくかを考える力が必要!

こんな感じでしょうか。

このように書くと、2次試験問題のような高度なものだろうと感じるのではないでしょうか?

この新しい問題に対して、どのような取り組みが必要になるのでしょうか?

次回、試行問題を例にとって考察してみようと思います。