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今日深夜から明日未明に獅子座流星群

 今日11月17日、しし座流星群の活動が極大となります。

予測極大時刻は17日20時ごろですが、このときには放射点が地平線の下なので、しし座が昇ってくる18日未明から明け方ごろが一番の見ごろとなるそうです。

月明かりの影響はないようですが、活動は低調とみられるので、空の条件の良いところでも1時間あたり5~10個程度とのこと。

観測は防寒の準備を万全にして。

21日の未明に別の出現ピークが見られるという可能性の予報もあるので少し気にかけておきたいですね。

 これまでも大出現で有名なしし座流星群ですが、

テンペル・タットル彗星の通り道を毎年この時期に地球が通過し、そこに残されていた塵が地球の大気に飛び込んで上空100km前後で発光して見える現象だそうです。

 

しし座流星群の特徴は?

(1)スピードが速い

 しし座流星群の流れ星の速度は秒速71kmに達し、国際天文学連合がまとめた64の主要な流星群の中で、最もスピードが速い流星群とされています。

よく、流れ星が流れている間に3回願い事をすると叶うと言われていますが、願い事を唱えるのが一番難しい流星群とも言えそうです。

2)明るい流れ星が多い

 しし座流星群は全体的に明るい流れ星の割合が高く、火球と呼ばれるひときわ明るい流れ星も多く観測されます。

(3)流星痕が観測できることも

 明るい流れ星が流れた後、その流星の軌跡上で雲のようなものが淡く輝く「流星痕」を観測できることがあります。

しし座流星群は明るい流れ星が多いため、流星が流れた「あと(後・跡・痕)」にも注目して観測するのも良さそうです。