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2018年11月の記事一覧

杉の胴縁(どうぶち)板

今日も、半日職場で電設やろうと家を出ました。

早朝のウォーキング出発前と帰って来てから、この前出会ったシバ君居ないかあたりを探してみました。

 

・・・シバ君、止めている自分の車の後方から車道に飛び出していって、

背の高い自分の車からは見えなかったけど、車にドンッとぶつかった音がしたんです。

自分から車にぶつかっていったのならそうでもないと思うんだけど、車が犬を跳ね飛ばしたのならダメージ小さくないよね・・・

 

とにかく元気ならそれだけでいいんですが。

 

さて、職場に着いて、現場を見て、5センチ幅くらいの長い板が欲しいな、と思い、スーパービバホームへ。

ちゃかちゃか動き回って小物を揃えてから、板を探すと、えっ、こんなに高いの? という値段。

おしゃれな室内用の板ばかり。工事現場で使うような、昔の杉板の箱に使うような板はありますか?と聞いてみると、屋外に置いてありました!

1.5センチ厚、4.5センチ幅、長さは3.6メーターもある杉板が1本何と148円!

喜んで5本をレジに抱えていって、「えーっと、杉板のみどり何とかいう板・・・」等と言ってるうちに、慣れた店員さんが「杉のどうぶちね」とか言ってました。

緑(みどり)じゃなくて、縁(ふち)でした・・・恥ずかしい・・・

胴縁(板)は、壁の下地を作る時に使われたりする材料なんだそうです。勉強になりました!

で、これを店内の工作室に持って行って切ってもらおうという考えでした。

板を抱えて工作室に行ってみると、休日という事もあるのでしょう。混んでいて30分待ち!

30分も待てないんです。昼には家に帰らなくちゃ。

切らずに持って帰るには、長すぎて車に入りません。じゃあ、窓から出して注意しながら走れば・・・と思ったんですが・・・

車に持って行ってみると、とんでもない長さがはみ出ることが分かりこれもダメ。板を預かってもらうことも出来ないし、こりゃあ困った!

待てよ、自分で切れば? この幅ならすぐ切れるし、小型のこぎりなら安く買える。切る場所が外にないか聞けばいいや。 

で、長ーい板を置き去りにして、速攻でのこぎりを500円ほどで購入。

さあ、切るための場所が問題です。やはりお店に聞いても困るだけだろうなぁ、と思いながら、外を眺め回したら、駐車場の脇に植え込み発見! 

ここだ!と即断して、板5枚を肩に乗せて運び、サッサと切り始めました。怒られないうちに切っちゃえ、と5本すべてすぐに切ってしまいました! 半分に切るだけだから簡単でした。

うまくいきましたね。 あー、結構楽しかった!(笑)

宇都宮脳脊髄センターへ行ってきました

栃木県宇都宮市一番町に、「宇都宮脳脊髄センター」という比較的新しい病院があります。

妻を脊椎の難病から救って下さった、我が家の救世主とも言える病院なのです。

執刀して下さったのは、日本脊髄外科学会理事長、獨協医科大学脳神経外科主任教授、を主に務めておられる、金彪医師です。

金先生は、エリートとか名医とかの枠を超えたすごい先生だと、私たちは実感しています。

 

妻は、「筋層構築的棘突起椎弓形成術」いう、金先生が開発された術式で後縦靭帯骨化症のオペを受けました。

後縦靭帯骨化症は、「脊髄(中枢神経)が通る脊椎管中の後縦靭帯が骨化肥大して、脊髄を圧迫したり傷つけたりする」という恐ろしい病です。

 

この病は進行すると手術以外有効な治療法はありません。

術式は、大きく分けて、2つです。

首の前から切り込んで、骨化靭帯を取り除く前方法。この方法では病巣は除去できますが、椎間板を取り除くため、その部分を固定する手段が必要になります。

もう一つは、首の後ろから切り込んで、頸椎を割り、脊椎管を広げて神経の圧迫を解除する後方法。この方法では病巣は除去しませんが、首の運動機能にとって重要な椎間板は温存できます。しかし最も問題になるのは、首の後ろから切り込む際に脊椎から筋肉をはがすため、首の運動機能が損なわれ、頭が垂れていくといったような後遺症が出ることです。

「筋層構築的棘突起椎弓形成術」は上記後方法を改良した、非常に精密な手技による、首の運動機能を損なわない画期的な手術法なのです。

 

このことを書いたのは、金先生の手術の腕の素晴らしさを知って欲しかったからです。

しかし、手術が成功したあとも、長期にわたって、患者の予後を心を込めて診続けて下さる先生はどれほどいらっしゃるでしょうか。

考えてみて下さい。

素晴らしい手法で手術を受け、成功した! それだけで医師は患者に充分に尽くして下さったのですから、予後を他の医師に任せても不満を言う患者はいないでしょう。

腕のいい先生には、次々に患者が訪れます。難しい病気もたくさん引き受けるでしょう。さらに、力のある先生の仕事は手術や治療だけではないはずです。

しかし、金先生は、若い時の対談の中で、手術した患者の経過をずっと診ていくべきだ、と力強くおっしゃっていたのです。

 

実は、昨日の通院は、頸椎ではなく、腰椎のひどい痛みのための急な診察でした。

妻は、9年前に埼玉医科大学総合医療センターで腰椎脊柱管狭窄症の手術を受けているのですが、この先生も脳神経外科の名医でした。

金先生に初対面した時に、自分は口下手なので、妻の病気の経緯と家族の気持ちを手紙に書いていきました。(今でも毎回手紙を書いているんですよ)

埼玉医科大学と書いていただけなのに、すぐに手術した医師が分かり、しかも、非常に良い手術だと言われました。

そして、中枢神経の末端が腰で、現在頸椎も観察中なので、脊髄は全部自分が診よう、とおっしゃって下さったのです!(埼玉医科大学の先生の診察は終了していて、また、金先生とは学会では同僚のような感じの関係なので、問題ないと思います)

しかも、昨日は金先生が手術をされる日で、その後に無理を押して診て下さったのです。画像診断もその場でやって下さいました!(シーメンスの高解像度MRI、CT等が病院内にあるんです) 

 

この病院は、金先生の奥様が院長で、奥様と先生の会話を妻が聞いたのですが、とても夫婦仲が良く、金先生の人間臭いところが見えて心が温まった、と言っていました。 

自分は、「温かい」では表現不足で「人間的にとても熱い方」だと思っているのですが!

さらにスタッフの方々もすごく温かいんですよ! 気配りも対応も素晴らしいんです。

それに病院内は木質主体で、照明なども工夫されていて、私たち患者が安心して医療を任せられる空間になっています。

脳疾患、脊髄疾患で悩まれている方、特に難しい治療の場合は、連絡を取られてみてはいかがでしょうか?

早朝のシバ君、大丈夫だったかな・・・

今日は県民の日ですが、カミさんの腰痛も少し落ち着いたので、職場の電気関係の修理を半日やることにしました。

いつもの速足ウォーキングをまずやろうと、新河岸川近くに来た時、まだ暗い歩道に、柴犬が1匹だけでトコトコ歩いてたんです!

あれあれ? と、車を停めてそっちを見ると、トコトコトコと柴犬が走り去ろうとしていくところでした。

「脱走してる! 飼い主に戻してやらなきゃ」と急いで車を降り、

「ホォーッ!」と呼び声(山で合図を送る呼び声)をかけると、柴君こっちを振り向いて、一瞬警戒してから、

すぐこっちに駆け寄ってきました!

「どうした!どうした!」と話しかけると、飛びついてきました。

何度も顔をなめられそうになりました。我が家の柴犬コータ君の臭いもするんでしょうね。

「どうしたんだよ! おまえは! どこから来たん? 暗い中一人(?)でダメだろ?」などと話をしていましたが、飼い主はいっこうに現れません。

そして何度も、「お座り!!」と言いましたが、全く分からないようでした。

この子、お座りは教わってないねぇ。

首輪はしていて、きれいな毛並みでした。元気そうな顔で生き生きしてましたよ!

手はうちの豆柴より太かったです。体も温かくて大きかったなあ。

いつまでもしょうがないので、さあ戻れよ! と、元来た歩道の方に追いやったんです。

そしたら! あろうことか、自分の車の後方から車道の方に飛び出ていってしまいました!

あー、そっちはだめだ!! 車が来るっ!

そして ・・・ ちょうど車が来ちゃって ・・・ 車にぶつかっちゃったんですよ!

わあーっ!! と叫んでしまいました。

自分の車の影で良く見えない ・・・ でも、倒れてはいない ・・・ だけど、また次の車が。

だめだっ! こっちにこいっ!! こっちくるんだよっ!! とかまわず大声で叫び続けました。

車が行ったあと、柴君は大丈夫そうに立っていました。

そして、こっちをちょっと見たあと、元気そうに走り去って行きました。

大丈夫そうに見えたんだけど、ホントに平気かな? 大丈夫でいてくれよ。

また、あいつに逢いたいな ・・・ 

Yumirose の 道

「棒人間」を紹介されたあと、色んなことを思い起こしていました。

そうだ、この曲をぜひ聴いて欲しい! と思い、書くことにしました。

この曲は、2004年4月のある日、突然、テレビの「みんなのうた」から流れてきました。

すぅ~っと自分の中に浸み込んで来て、思わず涙が出てしまいました。全く予期しなかったことでした。

今、歌詞だけを追っても、いじらしいだけでなく力強さもあり、グッと来るものがあります。

強く共感できるんです。

歌詞の下に動画のリンクを貼っておきますので、ぜひ、観て聴いて欲しいです。

 

道 (作詞 作曲 歌 yumirose)

 陽が沈み また昇ったら
 あの山を越え あの谷を超え
 あの丘の花のように             
 美しく強く咲きたいわ

 陽が沈み また昇ったら
 あの山を越え あの谷を超え
 あの川のせせらぎのように
 淀みなく強く流れたい

 いつまでもここにいたい
 どこまでも駈けていたいわ
 ずっとずっと
 ららららららららら

 ふらふらと歩いてきた
 ゆらゆらと歩いてきた
 ずいぶん遠回りして
 たどりついた道

 泣きながら帰ってきた
 へとへとで帰ってきた
 何度もふりかえり
 たどりついた道

 陽が沈み また昇ったら
 あの虹を越え あの月を超え
 あの空の星のように
 光り輝いていきたいわ

 陽が沈み また昇ったら
 あの虹を越え あの月を超え
 あの空の鳥のように
 自由に美しく飛びたいわ

 いつまでもここにいたい
 どこまでも駈けていたいわ
 ずっとずっと
 ららららららららら

 とぼとぼと歩いてきた
 ぼちぼちと歩いてきた
 ずいぶん遠回りして
 たどりついた道

 泣きながら帰ってきた
 へとへとで帰ってきた
 夜空の星だけが
 頼りになっていた

 ふらふらと歩いてきた
 ゆらゆらと歩いてきた
 ずいぶん遠回りして
 たどりついた道

 泣きながら帰ってきた
 へとへとで帰ってきた
 何度もふりかえり
 たどりついた道

https://www.youtube.com/watch?v=BhLoJCRF4H8 みんなの歌バージョン(3人の表情も・・・)

https://www.nicovideo.jp/watch/sm18015611 フルバージョン(歌詞は上記)

 

  

「棒人間」を初めて読んだ。初めて聴いた。

棒人間 (RADWIMPS 野田洋次郎 作詞作曲)

 ねぇ 僕は人間じゃないんです ほんとにごめんなさい

 そっくりにできてるもんで よく間違われるのです

  : 

 手に入れた幸せは忘れるわ 自分のことばかり棚にあげるわ

 怒らせ、苛つかせ、悲しませ 僕はいったい誰ですか?

 どうせこんなことになるのなら はじめから僕の姿形を

 人間とは遥か程遠いものに してくれりゃよかったのに

  :

 僕も人間でいいんですか ねぇ誰か答えてよ

 見よう見まねで生きてる 僕を許してくれますか

  :

 

人間じゃないって言ってるけど、「俺、まともになりたいんだ!」って切望する人の詞だな、と思いました。

自分もこんな風だったような・・・ と、いろいろと思い起こしていました・・・

いや ・・・ こんな風じゃなくて、全くこうだったと、数日経ってから気づきました。

長らく忘れていたんです・・・

優等生と、でくの坊、どうしてこんなに違うのかって毎日悲しかった。

今は出来ないことは減ったけど、やっぱり出来ないことはある。

皆は出来るのに、自分には出来ないことがある。

でも、出来ないならどうしよう? と考えることにしています。

悲しむだけというのは、自分は卒業できたのかもしれません。

そして、出来ないことを一生懸命何とかしようとしている人を応援する気持ちが強くなりました。

できないけど一生懸命、っていう人が好きなんです。

「できない」って、本当に色んな「できない」があると思いませんか?

 

ちょっと恥ずかしいけど、正直に書いてみました。