サーバー運用とPC日記
Netcommons3.3.1でのサイト引っ越し方法覚え書き
Netcommons3.3.1サイトの引っ越し方法は、今までの方法では上手くいかなくなってしまいました。
今回のバージョンアップは、コアに関するDBテーブルが変更になったとありましたので、そのことが関係しているのかもしれません。
そこで、今回の引っ越し方法を新たに記録しておこうと思います。
今回は、新規ストレージにDebian10をインストールし、phpは7.4を使用することにします。
さらに、同一サーバー内にあったowncloudはインストールせず、その代わりに、新規に作った別のサーバーマシンにnextcloudをインストールすることにしました。
nextcloud環境の作成については、おすすめの方法が見つかりましたので、別の機会に書きたいと思います。
また、引っ越し前のwebサイトは、閲覧不可にしてからmysqldumpでデータベースのバックアップファイルを取っておくことを忘れないように。
<手順>
①サーバーマシン内の点検と清掃、メインメモリ抜き差ししてメモリ接点のセルフクリーニング
②マザーボードBIOS(UEFI)のアップデート
③ストレージ(SSD)の交換
④SSDにEFIパーテイション256MB作成(マザボがBIOSタイプなら不要)
⑤Debian10最小構成インストール
⑥ファイヤウォール設定
⑦SSHサーバーインストール、ポート変更、ローカル以外からのアクセス不可、rootログイン不可に
⑧php7.4リポジトリ追加して、php7.4、php追加モジュールインストール
⑨Apache、MariaDBインストール(mysql-secureインストレーションも忘れずやっておく)
⑩acpuインストール
⑪/etc/php/php7.4/apache/php.iniの編集(file upload関係、opcache、acpu設定等)
⑫webminリポジトリ追加して、webminインストール
⑬webminポート変更、ローカル以外からのアクセス不可、rootユーザー削除設定
⑭powerOFF後、旧SSDをSATA端子に接続してpowerON、新SSDから起動するよう注意(UEFIでは別画面で設定?)
⑮新SSDにマウント用ディレクトリ作成して旧SSDをマウント
⑯旧SSDのnetcommonsインストールディレクトリを、新SSDのドキュメントルートへ丸ごとコピー
⑰コピーしたnetcommonsディレクトリ以下の所有者をapacheにしておく(Debianならwww-data)
⑱mysqldumpファイル、ヴァーチャルホストディレクティブファイル、DDNS通知用スクリプトファイルを旧SSDから新SSDにコピー
⑲poweroffして、旧SSDを外す
⑳新規データベース作成(例 MariaDB [(none)]> create database nc3db default character set utf8;)
㉑旧サイトからのデータベースリストア(例 MariaDB [(none)]> source /home/hokan/20200419/nc3db.sql;)
㉒データベースuserを今までのuser名で作成(例 MariaDB [(none)]> GRANT ALL PRIVILEGES ON nc3db.* to ncuser@'localhost' IDENTIFIED BY 'password';)
㉓データベース設定反映(MariaDB [(none)]> flush privileges;)
㉔ルーターのポートフォワーディング設定
㉕外部からwebブラウザでアクセスして、正常にログイン出来ればOK!
㉖webサイト閲覧不可を解除
以上です!
これでも割と手はかかりますね!
このウェブサイトは、
NetCommons3.3.7で動いています。
NetCommons プロジェクト 開発の、
CMS+グループウェアです!
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