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文章の向こう側にある、その人の気持ち

自宅のすぐ近くの、ある理容店の閉店のお知らせです。

自分は、このような文章を見かけると、文章の向こう側の主の気持ちについて、いつも想いをめぐらせてしまうんです。

 

こんなシンプルな文章なのに、主の心が見えるような気がするんです。

自分の勝手な想いかもしれませんが。

主は、今まで続けてきたこの仕事をとても名残惜しく思っているように感じられます。

一身上の都合とは、親の介護かもしれない、子供の心配かもしれない、又は自身の体調のことかもしれない・・・

お店の経営のことだって、昔の何倍も大変だと聞いています。

こんな心配がなければ、まだ仕事を続けたいのかもしれない・・・

仕事の上で嫌なことはあったかもしれないけど、お客さんとのふれあいは、いつもきっと楽しかったんだろうと思うんです。

毎日、毎日、来る日も来る日も、仕事を続けてきたんですよね?

「もうこれで終わりにしよう」と自分自身を労いながらも、

心のどこかで、「まだ仕事を続けていたい・・・」という気持ちが残っているのかもしれない。

 

短い文章だから、余計に気持ちが込められているように自分は感じたのでした。