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ロシアの報復が気がかり

 クリミア半島とロシア本土をつなぐクリミア大橋で8日爆発が起こり、

橋が崩落したことを受け、

ロシア国内ではウクライナへの報復を求める声が強まっていた。

議員の中からは、「特殊軍事作戦」を「戦争」に切り替えるべきだとの主張もあがっていた。

 

メドベージェフ前大統領は7月の時点で、

クリミアが攻撃された場合にはウクライナが「終末の日を迎える」と述べ、

核による報復可能性を示唆していたが、

クリミア大橋が崩落した後、

ロシアの記者がペスコフ大統領府報道官に核による報復可能性を問うたところ、

報道官は「その質問は間違っている」と答えた。

 

しかし、ウクライナ東・南部の戦線でのロシア軍の劣勢や撤退が伝えられる中、

ロシアはますます都市への無差別攻撃が激化させる恐れもある。

 

ウクライナ大統領府のポドリャク顧問は、

「ロシアは戦場で戦う能力はないが、市民を殺害する能力はある」

と危機感を強めている。