旧型シーリング蛍光灯器具をどう交換?
昭和50年代あたりの天井直付け(シーリング)蛍光灯器具の内部はこんな感じです。
3本のうちの真ん中の蛍光灯を外して、天井を見上げるようにして撮りました。
各蛍光灯毎に安定器とグローランプが付いている古くて懐かしいタイプです。
この照明器具1台の消費電力は65Wくらいでしょう。
蛍光管だけを代替LED管に変える手もあるんですが、代替LED管は割と高価な上に安定器も電力を消費してしまっているのでBESTな方法ではないんです。
さて、そんなに軽くないこの器具はどうやって天井に固定されているんでしょうか?
上の写真をもう一度見て下さい。
天井から器具中心部の電源ケーブルが出てきている辺りに木ネジが見えるでしょうか?
この2本の木ネジだけで固定されているんです!
一般的な天井面は、石こうボード等が骨組みとなっている木の角材に固定されています。
石こうボードへのネジ止めではほとんど荷重はかけられず、通常、ネジ止めは骨組みの角材に対して行うようになっています。
この骨組みの角材へのネジ止めを行って、新しい照明器具に交換してみます。
まず角材の位置に、シーリングソケット(引掛シーリング)をやや長めの木ネジでしっかりと固定しますが、その前にVVF電源ケーブルの結線をしておきます。
その際、白線はW(white)側に接続します。
このシーリングソケットが、電気的接点となりかつ器具の重量も支えています。
このシーリングソケットに接続されるパーツは照明器具によりますが、今回はこのようなタイプです。
この長く飛び出ているビスに照明器具本体が固定されるようになっています。
最終的にこんな感じで固定されます。
点灯させるとこんな感じです。
今回は、ライティングレールと呼ばれるタイプに一番シンプルなソケットを付けてみました。
ソケットの位置や数は変更できますし、店舗のようなスポットライト式ソケットも付けられます。
今回購入した本体、電球ソケット共に中華製のやや安価なものですが、品質は悪くなかったです。
調理台やシンクには小さな照明を別に付けるんですが、キッチン全体はこれで充分な明かるさになりました。
電力は約13W(元の20%)の消費になったので、約80%分は節電される計算です。
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