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棟瓦の不具合を確認しに屋根に上がってみた(1)

 棟瓦の上端の葺き土がむき出しになっている件ですが、

まずは、状況をはっきりと確認するために屋根に上がってみました。

瓦のかけららしきものは屋根の上にも下にもありませんでした。

でも、このモルタルらしき残骸が残っていました。

 

 

棟瓦とその下の瓦のすき間を埋める為に通常使われるのは南蛮しっくいです。

この写真を見ると、三日月状に充填されているのは、南蛮しっくいのようにも見えるしモルタルのようにも見えます。

そして、剥がれ落ちていたのはやはりモルタルではないのか?

 

 

では、棟の上部はどうなっていたのか?

 

 

 

これは、棟瓦の上部が壊れたのではなく、棟瓦上部はこのように切って整形されていたように見えますね。

そして、この切断面を覆っていたのがモルタルらしきもので、これが剥がれ落ちてしまったということではないでしょうか?

ということは、この面を覆うのに最適な材質は何かを調べる必要がありますね。

(続く)