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暑さ負債

 今日は久しぶりの雨、そして、多分連続真夏日の記録更新がストップする日になると思われます。

連続真夏日の記録は、東京で60日になると思います!

ところが、また明日から暑さが戻り、厳しい残暑はまだ続く見込みです。

記録的な暑さが続いていることにより、9月以降も体には「暑さ負債」と呼ばれるものがたまっているそうです。

 

 普段はお盆が終わると暑さも収まってくる年が多いですが、今年はそうなっていません。

東京都心では8月、全ての日で最高気温が30℃以上となりました・・・

これは観測史上初です!

9月に入っても1週間ほどは35℃前後の季節外れの暑さが続く見込みです。

気象庁は、今年の9月、10月は全国的に気温が高い日が多く、残暑が厳しくなる見通しで、

引き続き熱中症に注意が必要と呼びかけています。

 

この残暑が続くと体に悪影響が出てくるといいます。

8月下旬から9月1週目、

まさに今の時期はいわゆる「暑さ負債」とされるものがたまっている時期だというのです。

猛暑がこれだけ続いているため、

体の中にストレスや疲れなど、体に悪いものがたまってしまった状態のことを指す言葉です。

暑さ負債がたまると

「頭痛がひどくなる」「めまい」「吐き気・嘔吐」「手足のしびれ」「咳が止まらない」

など、特に各自の弱い部分に症状が出て、受診をする人が増えているそうです。

この暑さ負債がたまると免疫力が低下するため、新型コロナウイルスなどの感染症にもかかりやすくなるといいます。

 

この時期に暑さにより免疫が落ちてしまうことで気をつけたいのが食中毒です。

去年1年間の食中毒の発生件数を月別に見ると、梅雨時の6月に増えて、真夏にかけやや減って、

今の時期から10月に向けてどんどん増えていきます。

暑い時期がメインだと思っている人には、意外な結果かもしれません。

今年はすでに、食中毒による死者も出てしまいました。

こうした食中毒を予防するためには、

生の卵、肉、魚介類などに触ったらよく手を洗うこと、

加熱が必要な食品は中心まで十分に加熱することなどが有効だといいます。

これから秋にかけては、暑さで免疫力が落ちている時期と、細菌が増えやすい時期が重なるといいます。

残暑のシーズンは、総菜などを数時間も置いておけば菌が増えていくそうで、食中毒になる人も増えていくということです。

対策としては、秋で涼しくなったから安心と思わずに、

出先に持っていくこともある総菜や弁当などは、

一度加熱してあっても、食べる前にもう一度温めるといったことを実施してほしいといいます。

 

たまってしまった暑さ負債を解消するには、

ゆっくりとした生活リズムにして、十分な睡眠をとり栄養の質を高める。

そして今の時期、日々の忙しい時間に一度ブレーキをかけてみることも有効だと思います。

忙しい秋を元気に乗り切るためにも、疲れやストレスをためない工夫をしたいものです。