カア助たちのこと
小学校前で、毎日のように自分を威嚇してきたカラスの夫婦ですが、
あれから、ぱったりと逢えなくなってしまいました・・・
あの、「小学校正門前のカラスの死骸事件」があった時からです。
正確に言うと、死骸事件後の数日間は、あの夫婦たちと逢えていたんです。
自分の最初の心配は当たっていなかったので、それは本当に良かったんです!
あの夫婦が死んじゃったんじゃないかと、最初は思ってたんですね。
でも、あの事件から4日後くらいから、ぱったりと逢えなくなってしまいました。
小学校の正門前の木に巣を作って、そこを通る人たちを威嚇していたんですから、
カラスと巣を駆除しようと思う人がいても不思議じゃないですよね?
自分は、そうなってしまうんじゃないかと心配していました。
自分が見ていた限りでは、威嚇されているのは自分だけでしたが、他の誰かも威嚇されていたかもしれません。
そして、あの夫婦たちがいなくなってからしばらくは、「やっぱり駆除されちゃったんだ・・・」ととても悲しい気分でした。
あの夫婦たちは自分のすぐそばまで飛んできたんです。
そして、顔も目も表情もハッキリとこちらに見せてくれたんです!
笑われるかもしれませんが、可愛かったし、一生懸命な表情でしたよ。
それが分かってから、あの夫婦が好きになりました。
そして、子育てを応援していました。勝手に自分の友達にしちゃっていました・・・
最近、カラスが三羽で揃っているところを何度か見たんですが、子供を連れているように見えたんです。
「ああ、カア助たちも子供が巣立って引っ越したのかもしれない」と思いあたりました。
きっとそうです! どこかで子供と元気に生活しているんでしょう!
でも、カラスは七つの子がいるくらい多産だとすると、ちょっと自信がなくなってくるんですが・・・
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