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マダケの時期

 スーパーの店頭に、ちょっと前までは、ずんぐりした立派なタケノコが並んでいたと思います。

あれは孟宗竹という種類です。

そして、今の時期は、地方の直売所やスーパーに、細めのスマートなタケノコが並んでいるはずです。

これが真竹(マダケ)です。

マダケは、収穫してすぐ調理して食べると、えぐ味、苦味等が無くて美味しく食べられるんです。

 

先日、古家の近くを歩いていたら、

「おーい! タケノコ持ってかねえかよ!」

と、突然大きな声がしました。

面食らって声の方に振り向くと、声の主はタケノコを4本ほど抱えて竹藪から姿を現しました。

以前立ち話をしたことがある、町工場の社長さんでした!

自分を覚えていて下さったんですね!

「ご無沙汰してます! お元気そうですね!」

と返事したあと、しばらく立ち話になりました。

今年3月で会社を引退して、家の修理や敷地の整備をされているとのことでした。

竹林の手入れをされていて、そのついでに、ちょうど顔を出し始めたマダケのタケノコを収穫して分けて下さったのでした!

すごく嬉しい気持ちでそのタケノコを抱えて帰りました。

 

翌朝、カミさんに茹でてもらいました。

あく抜き無しです!

マヨネーズだけ付けて食べてみました。

旨いっ!!

マダケにはえぐ味は無いんですが、ちょっとだけ苦味があるんです。

苦味はわずかなので、自分はそれがアクセントにもなっているように感じます。

そのあと、カミさんが鰹昆布出汁の醤油味で極薄に味付けしてくれたんですが、これも旨かった!

 

収穫してすぐ調理したマダケは、苦みも無いらしいので、

いつか自分でマダケを収穫して、すぐに焼くか茹でるかして、どんな味なのか確かめてみたいんです!